手作り石けんを始めるとしたら最初に道具を揃える必要があります。まずは100均で買えるもので始められたら気が楽ですよね。100均の道具でどんなものが使えるか、使いやすい泡立て器や温度計についてもご紹介しますね。
手作り石けんの道具は100均でもOK?
手作りの石けんはとても贅沢な石けんが自分で作れてしまうのが魅力の一つです。でも、始める時にどんなものをそろえたらよいか、不安ですよね。100均で手軽に始められたらやってみたいと思う人もいるかもしれません。
手作り石けんに必要な道具の種類はどんなものがあるか、ざっとあげてみますね。
ボール
泡立て器
温度計(2本)
計量スプーン
はかり
水酸化ナトリウム水溶液を入れる容器
かき混ぜ棒
なべ
マスク
エプロン
メガネ(ゴーグル)
ゴム手袋
などです。
家庭にあるものもありますし、その他を新たに購入するにも100均で間に合いそうですね。
それから道具の素材ですが、直接材料が触れるものは鉄やアルミ製品は変質する恐れがあるのでステンレス製がよいです。また、水酸化ナトリウム水溶液を入れる容器はガラス製を使う場合もありますが、温度変化に弱い難点があるため、私自身は耐熱性のあるプラスティックを選ぶようにしています。
道具について、全部100均で揃えて大丈夫かといわれれば大丈夫と言えますが、たとえば、ボールの大きさだとか、泡立て器の機能性を言い出すと100均とは別のところで調達が必要かもしれません。
ですが私自身はとても使いやすいものを100均でいくつも見つけました。つまり、便利に使えるものがあれば100均OKだし、使いたいものがなければ他で調達しなくてはなりません。
私は1回で同じ種類の石けんを沢山作ることがあったので、大きめのボールが必要でした。100均では売ってなかったためボールはホームセンターで購入、同じく湯せんするのに適したゆきひらなべもボールに合わせて買いました。
1000mlの牛乳パックに型入れする石けんを2本作るのに十分の大きさのボールとそのボールの入る湯せん用のゆきひら鍋。
そして100均で買ったものはスパチュラ(シリコンなどのへら)、計量スプーン。計量スプーンはおもに苛性ソーダを容器からすくって出すために使っていて、何かを計るためには使用していません。
そしてこちらの100均は、苛性ソーダを精製水で溶かしたものを入れる容器。この容器はもともと粉物などの保存容器として売られていたものですが、苛性ソーダを精製水で溶かしたり、温度計をセットするのにすごく便利です。
目盛りとふた付きです。
ふたの所に指で回転させて開閉できる注ぎ口が付いているので、大きいふたを閉めた状態で温度計を差し込むことが出来ます。苛性ソーダは水に溶かした状態が大変危険(80度くらいに発熱する)なので、このようなふたが付いているととても重宝です。
そして、
持ちやすいのです!オイルに注ぎ入れる時は大きいふたを開けてこのまま注ぎ入れます。注ぎ口が付いてなくてもぜんぜん大丈夫です。そして、もうひとつ100均の優れものは
こちらの計量カップ1000cc計れるものですが、私は計りの上にこのカップを置いて0グラムにセットして、苛性ソーダを計るために使っています。軽くて大きめで口が広がっているのですごく使いやすいのです。
石鹸作りに使いやすい泡立て器は?
手作り石けんでの主な作業は石鹸のタネを混ぜることです。ボールに入れた石鹸だねを混ぜる泡立て器は使いやすくて混ざりやすいものを選びたいですね。
石鹸作りに適しているものはケーキなどお菓子を作る際、材料を泡立てる時に使うステンレス製のものです。泡立て器のワイヤーの数はある程度本数があれば混ぜるのに楽ですが、石鹸作りの場合泡立てるのではなく混ぜるのが目的ですので、本数が沢山なくても大丈夫です。
基本的なオリーブオイル72%の石けん(マルセイユ石けん)は最初の20分から30分しっかり混ぜ、後は1~2時間に1回くらいの使用なので、100均で試してみてからでもよいかもしれません。ただあまり小さいものは使いにくいのでお勧めしません。油と苛性ソーダを混ぜた石鹸ダネは鹸化(けんか)してもったりしてくるのである程度重みに耐えられる大きさのものがよいです。長さは25センチ~30センチあると使いやすいでしょう。
石鹸作りに使いやすい温度計は?
石鹸作りになくてはならないのが温度計です。オイルと苛性ソーダ水の温度をそれぞれ計り、同じ温度になったところで二つをあわせます。ですので、使いやすいものと言ったら数字が見やすいことです。これがけっこう重要なことだと最近気が付いた私です。。
私の使っている温度計はホームセンタで買った昔からある料理や実験?などに使える普通の温度計ですが、目盛りがすごく見づらいのです。(年々つらくなっている)見やすいものに変えたいなと思う今日この頃です。
私の場合、石鹸作りに使う温度計は大きいボールを使う時のことを考えて長さが短すぎるのも心配です。今は30センチあるので長さはちょうどよいのですが。
数字が見づらいのが難点。
こちらの記事もどうぞ♪ クリスマスに関する記事をまとめてあります!
手作り石けんの道具は100均まとめ
手作り石けんを作る時の道具は最初は100均でそろえてもよいかどうか、一緒に考えてみました。ほとんどの道具が100均で売っているので、使いやすさを考えながら、選べば十分対応できると思います。使ってみてから少しづつ買い換えてもよいかもしれません。また、作る量や種類によっても使いやすい道具が変わってきますので、それぞれにあったものをそろえておくのも一案です。石けんは作っているときも出来上がって使うときも楽しめます。ぜひ、皆さんのライフワークの一つになりますように!