家にお庭のあるお宅は暖かくなってくると雑草の悩みがありませんか。
今回はお庭の雑草対策でよく聞く防草シートについてお伝えします。防草シートの施工というと普通の家庭でするようなイメージを受けにくいですが実際どうなのでしょうか。
そして、そのコスパは?雑草を生えさせない方法としての砂利の敷きつめや砂利以外での雑草の対処法もお伝えします。
庭の雑草対策に防草シートはあなどれないコスパ!
暖かくなってくると、冬の間鳴りを潜めていたあの雑草たちがぐんぐん元気を取り戻してきます。そんな雑草対策に防草シートってよく聞きませんか。
防草シートとは土の面を覆い、日光を遮り雑草の成長をとめてしまうシートのことです。
防草シートの種類によって値段、効果の持続が異なりますが、家庭で扱いやすいタイプのものは値段も安めで3年~5年の効果が期待できます。最初の施工がちょっぴり手間ですがきちんとやっておくと長く持ちますし、とっても楽ができます。
わが家もこのシートを使用して5年以上ですがその部分は草も生えてこないため、シートを敷いていたことも忘れてしまっていたほどです。
防草シートの効果を長もちさせるにはちょっとしたコツが要ります。
シートを敷く土の面をなるべく平らに整地してシートがぴったりと設置されるようにします。特にシートの端がめくれ上がりやすかったり、シートが足りなくて土の面が露出したりしていると、光を求めて草が顔を出してしまいます。
また、土の面がでこぼこしていると経年のうちにシートも切れやすくなってしまいます。(シートを設置するときには説明書に書いてあるように、継ぎ目を10センチほど重ねるなどの注意が必要です。)
いろいろ注意点はありますが、ほどほどにできる範囲で気を付けながらまずは一度やってみることをおすすめします。
施工した部分は草は生えてこないので今までの労力が報われますし、庭の手入れがなかなかできない人にとっては数年に1回の出費でちょっと手間をかけるだけの防草シートはコスパもかなり高いといえるのではないでしょうか。
防草シートはホームセンターやネットで購入できます。
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庭の雑草対策に砂利を敷く
他に庭の雑草対策としてよく見かけるのが砂利を敷きつめるという方法です。
この方法も見た目はきれいですが、やり方によって効果の続き具合が変ってきます。
まず、ただ、土の上に砂利をまくという方法は撒いた直後はよいですが、日が経つにつれ小石は土に埋もれてしまい、土が露出してすぐに草が生えてしまいます。
ですので、土にじかに砂利を敷く場合は下地になる土面を踏み固めてから敷くか、砂利を撒いては踏み固めるという作業を繰り返しその上に砂利を敷くと持ちがよくなるでしょう。
砂利の種類にはその上を歩くことを前提とした歩きやすい砂利や色や形で洋風、和風のものと選べるものがありますので、お家にあったものを選択できます。
ここでただ砂利を敷くと書きましたが砂利敷きを選ぶ場合、その下に先にあげた防草シートを設置してからにするとその効果も一段と上がります。
それから、土面にじかで砂利を敷いてしまった場合、砂利の埋まった土を掘り起こすのは大変です。後々その部分を花壇にしようという計画などがある場合は特に下地に防草シートを敷いておくことをおすすめします。
砂利はホームセンターやネットで販売されています。
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雑草対策に砂利以外の対処法
さて、防草シートに砂利を敷きつめることで最強の効果とコスパの得られる雑草対策をお伝えしましたが、防草シートと砂利敷きにも多少のデメリットもあり、また花壇などには砂利敷きをしたくないという人も少なからずいると思います。
そのような方にはグランドカバーになる植物を植えるという方法がおすすめです。
防草シートの上に砂利など植えた場合のデメリットとして落ち葉が掃きにくいということがあります。特に近くに落葉樹があって落ち葉掃きが必須のお宅ですと熊手などを使ったりしても砂利を寄せてしまったり、万が一露出してしまった防草シートに引っ掛けて破ってしまうこともあるかも知れません。
グランドカバーの植物はそれを植えることによって土を覆い、草の芽に日光を届かせない役目をします。地面に這って覆い隠すような特性の植物がグランドカバーとして選ばれます。
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気をつける点として地面を覆うタイプのグランドカバーはとてもきれいですが、植物の下と土面の風通しが悪くなりがちで蒸れやすくなります。密閉度の高い花壇などでは注意が必要で虫が集まりやすい傾向があるようです。
また、地面を覆い隠すタイプと違って、葉を茂らすことで周辺の地面を日陰にしてくれる植物を植えるという方法もあります。
わが家もたまたまですが、あじさいが葉を茂らす頃になるとその周辺の日陰には確かに雑草は生えにくくなっていました。
また青じそを育てるとその効果があると聞き、今年はやってみようと思っています。
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庭の雑草対策に防草シートまとめ
庭の雑草対策に防草シートが効果とコスパが意外とよいというご紹介をさせていただきました。
実際、わが家でやってみて草取りするという作業を何年も忘れていられたくらいの効果でした。意外と素人でもできる作業ですのでお金を節約してやってみたい方にはぜひおすすめです。
施工する時は面倒でも丁寧に土面が出ないようきっちり敷くことが大事です。あとあとの効果にも差が出てきますよ。
防草シートにも落ち葉対策などのデメリットや好みもあります。グランドカバー植物の利用も意外と効果的で花壇作りとしても一石二鳥になります。お庭はきれいでコストも手間も少ないほうがよいという方、ぜひお試しください。
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