一人の大人としての旅立ちのを迎える日。
当の本人はもちろんのこと、育て上げたご両親の感動も余りあることと思います。
成人の日にあたってどなたからか、お祝いを頂いたお宅もいることでしょう。
ご両親、ご祖父様、ご祖母様あるいは普段からご本人のことを大変かわいがっている叔父様、叔母様たちから。
このようなご自分が育っていく上でいつも近くで見守ってくださった方々からお祝いをされることは感無量でしょうし、これから立派な大人になろうと改めて誓える第一歩になるのではないでしょうか。
さて、このような成人の日のお祝いを頂いた場合、お返しはどうしたらよいでしょうか。そして、お返しの品のお勧めや金額はどれくらいが適当でしょうか。
成人祝いのお返しは必要?
誰しもお祝いをいただいたら、感謝の気持ちを相手に届けることは当たり前のことです。
まずは、きちんとお礼を言いましょう。
直接頂いた場合は、その場で言えますし、送っていただいたり、人を介して渡された場合もすぐに電話をしてお礼を言いましょう。
それとは別に後日、お礼の品物を送るのがよいのではないでしょうか。
近しい方へのお返しの場合、
差し上げた方からもお返し無用と言われることもあることでしょう。
ですので、相手に気を遣わせずなおかつ、喜んでいただけるものを送るのがよいと思います。
それは、どんなものでしょうか。
成人祝いのお返し、両親や祖父母ににぴったりのお返しは?
成人の日。
近しい方々から頂いたお祝いのお返しはどんなものがよいでしょうか。
まず、ご両親からお祝いを頂いた場合。ご両親は成人の日を迎えたご本人にも増してこの日を待ち望んで下さっていたことでしょう。
そんなご両親へのお返しになるものは、やはり感謝の言葉そのものだと思います。
もしもすでに社会に出て仕事をされて収入を得ている方であれば、ご両親と一緒に楽しめるお酒やお菓子などはいかがでしょうか。
まだ、学生の方は感謝の言葉だけでかまわないと思います。
いずれ社会に出て初めてお給料を頂いた時にでも今までのお礼とともにささやかな物を贈るのはいかがでしょうか。
さて、ご祖父様、ご祖母様、または叔父様、叔母様へのお返しはどうでしょうか。
この場合もお礼の言葉が最上のお返しであることには変わりはありません。
それにプラスして、成人の日に撮影した写真を送って差し上げる。すぐの電話でのお礼とは別に丁寧なお手紙を差し上げる。
こういったことが相手の方に喜んでいただけるお返しになります。
叔父様、叔母様へのお返しですと、ご両親からお返しをする場合もあるでしょう。
その場合は、あれば成人の日に撮った写真(スナップ写真でも)本人たちの手紙、そして、内祝いとして熨斗(のし)を付けた品物を送るとよいでしょう。品物の内容は、食品などの残らないものがよいとされています。
うちの娘たちの成人に関しては、彼女たちの祖父母はすでに亡くなっていたため、お祝いをいただいたのは、普段かわいがってくれていた叔母夫婦でした。
私は娘たちに記念になるものの購入を勧めました。
実際、彼女たちは社会人になっても使える腕時計を選びましたが、
腕時計を購入して残ったお金で内祝いを用意しました。
内祝いはとても美味しくて手軽に使えるお出汁のパックのセットにしました。
別便で、成人式の後に撮った自宅でのスナップ写真と本人の手紙を添えて送りました。
我が家の場合、早めにお祝いをいただいたので、希望した時計を購入し、成人式にも付けて出席しました。
そして、写真にもばっちり撮りました。お金でいただいた場合、長く使うものを購入すると、使うたびに思い出しますし、初心に帰ることが出来るでしょう。
成人祝いのお返しの金額はどれくらい?
さて、成人祝いのお返しの品の金額はどれくらいがよいでしょうか。
本来、成人のお祝いを贈ってくださる方の気持ちは、贈る相手の成長とこれからの活躍を心から望んでいて、そのために使ってほしいというこの一点ですので、お礼の言葉で十分なのです。
ですので、その上でお返しをされるとしたら、そういった相手の気持ちを無にしないささやかなお礼のしるしを差し上げるのが一番です。
いただいた金額(品物でしたら、それ相当の金額)にも寄りますが、半返しとかですと、相手に寄っては何のためにお祝いをしたのか、困惑してしまう場合もあります。
ただ、地方によっては半返しが皆の暗黙で決められていているところがありますので、そういった場合は足並みを乱さないよう実行してください。
成人祝いのお返しは必要?まとめ
成人祝いのお返しは、基本的には心のこもったお礼が一番大切です。何か贈るのでしたら、金額の張らない食品などを贈りましょう。
品物とは別に、成人の日に撮影した写真と本人の書いた手紙を送ることを是非されてください。
品物の金額についてですが、相手に気を遣わせない額がよいです。
ただ、地方によっては半返しなどが取り決められている場合がありますので、この限りではありません。