年末になると、お正月のお料理はどうしようか考えてしまうご家庭も多いと思います。世間では名店や老舗のおせち料理などのカタログも出ていて、毎年違うものを頼んで味を比べているという話も聞きます。
でも、皆がみんなおせち料理が好きなわけではありません。お正月のおせちが嫌いという人もいます。子供も旦那もおせちが嫌いで食べないというご家庭もあります。
お正月だからっておせちを食べなきゃいけないわけではありません。代わりになるものはいくらでもあります。今回はおせちが嫌いな人におすすめの食べ物をご紹介しますね。
お正月のおせちが嫌いな人は多い?
お正月というとおせち料理という呪縛に縛られていませんか。もちろん、好きな人はいいのですが。。。おせちがあまり好きでない人にとっては、この季節うちはおせちは食べませんってなかなか声を大にして言えなかったりします。
ある年齢以上の人は特にその傾向はありますし、もっと以前はおせちを家で作りませんっという言葉もあまり言えなかったものです。
それが今やもう家庭料理、伝統料理は主婦が守り抜くという時代はではありません。家族が新しい年を希望をもって楽しく迎えるに適した食べ物を家族が選んで食べればよいという考えを持てることはよい傾向ですよね。
おせちが嫌いな人が意外と多いので、なぜなのかを考えてみました。おせちが嫌いな人にその理由を聞いてみると、食材と味付け、料理法にあることが分かりました。
食材については、魚があまり好きではない。嫌いな野菜がある。
味付けの点はお醤油の味付けが嫌い、しょっぱい、甘過ぎる。
料理法は煮付けが嫌い。練り物が嫌い。酢の物が嫌い。
などがあり、ここに上げただけでほとんどの昔からのおせち料理が含まれてしまいます。
わが家の場合も夫が、魚嫌い(お刺身、ムニエル、フライは食べられる。)煮付けが嫌いで栗きんとんだけは食べるというかなりのおせち嫌いに属します。
もともとおせち料理は暮れからお正月にかけて日持ちがするようにと濃い味付けで作られたもので素材の味を楽しむというのとはかけ離れたものでした。特に甘いものが苦手な人にとっては甘く煮た豆、伊達巻、栗きんとんなどはおかずにもならなくて苦痛でもあるようです。
子供も旦那もおせちが嫌いという家は?
最近では普段からの食事も洋風化していて子供たちもそれらの味に慣れています。そこに持ってきて煮物など濃い味付けの野菜や鶏肉はなかなか馴染めなかったりもします。
旦那さんも高血圧などで塩分をセーブしていたりすると、煮物はあまり沢山食べられません。結局は手を付けるものがあまりなくなってしまい、誰も食べない、残るという結果になります。
わが家では毎年の残り物の傾向から次の年には出さなくなるものがずいぶんありました。お正月らしいからあるといいなと思うものを少しだけ用意し、後は好きなものを食べるようにしています。
また、自分で作るより美味しい名店や老舗のおせちなら食べるという人もいますよね。自分ではそこまで手をかけて作れないようなものが少しずつ入った美味しいおせち料理のカタログも豊富で手軽にネット注文も出来ます。
おせちの代わりになるもののおすすめは?
お正月におせちを無理して作ることも食べることも必要もありませんが、いつもと変らない食べ物というのもつまらないし、やっぱり普段と違うお正月らしいものを食べたいという人もいるかもしれません。
わが家では数年前からすき焼きやお鍋が定番になりました。すき焼きはたまに食べると美味しいので年に1回はちょうどよい感じです。
お鍋は普段もしますが中に入れる具は普段あまり食べないものがおすすめです。季節がら蟹を毎年食べるというおうちもありますよね。蟹すきにしたり、蒸したり焼いたりして存分に楽しむのもいいですね。最近は蟹をさばかなくてもむき身で冷凍してあるものも買えます。
また、お刺身は色々な種類が食べたい場合、すでに切ってあって何種類かセットになっていて自然解凍で食べられるものがネットなどで出ています。
わが家はいままで何種類も冷凍で柵で買って解凍して切ってましたが、面倒なのと、量が多くて余らせたりでとうとうやめました。お刺身もドレッシングを使ったり、カルパッチョにしたりオードブル感覚で出すようにしています。
おせちの言い伝えにこだわって子供たちにも伝えたいということでしたら代わりになるもののアイデアとして参考に上げておきますね。
黒豆・・・マメに働く、健康。→ ミックスナッツ
田作り(カタクチイワシの甘露煮)・・・五穀豊穣→干し小魚 ミックスナッツに混ざったものならば一石二鳥です!
数の子・・・子孫繁栄→たらこ、キャビア、子持ししゃも、子持ちカレイなど
栗きんとん・・・金運→スイートポテト
昆布巻き・・・よろこぶ→おしゃぶり昆布、ぱりぱりのおつまみ昆布、松前漬けはするめと昆布で縁起がよいのでさらに数の子を加えても。
紅白蒲鉾、なます・・・日の出、赤色は魔よけになる。→人参と大根、セロリなど野菜スティック。
伊達巻・・・巻物→書物学問などの教養を願う。→だし巻き卵
紅白にこだわるとおめでたい雰囲気になります。また、赤色は魔よけになるということで海老や蟹の鯛の赤い色も好まれます。
煮しめ・・・子宝祈願→好きな料理法で食べる。
ブリ、こはだ、ホタテ、海老、あわびなど魚介類・・・たんぱく質としての代替品にお肉が食べたいところですよね。
煮付けた人参とごぼうを鶏肉で巻く八幡巻きがあります。ごぼうは根気が付く食べ物として縁起がよいとのこと。ただ、鶏肉があまり好きでない人もいると思います。(うちの夫など。)そういう場合はお好きな肉で巻くことをおすすめします。また、クリスマスでも良く食べますが、ローストビーフも人気がありますよね。作っておいて切り分けられるところが手間がなくておすすめです。
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お正月のおせちが嫌いまとめ
昨今、おせちを作ったり用意したりする家庭もずいぶん減りました。冷蔵庫もあり、お店も年明け早々空いている現代で日持ちがする味の濃い料理は必要不可欠なものではなくなりました。
何を食べてもよいですが、年に一度のお祝いの日として食べたいものを美味しく感謝の気持ちを持っていただけることが一番ではないでしょうか。
お子さんに日本の伝統料理のいわれを説明しながら代わりになるものを食べてもよいと思いますよ。プロの作った美味なおせちも集まった皆で少しづつ味見をするのもおすすめです。