七夕の季節、笹飾りはいつまで飾るかご存知ですか?
お子さんも幼稚園で七夕祭りのために作った笹飾りをお家に持って帰ったりしてますでしょうか。
七日の日はお飾りを飾って家族で夜空をながめて、おりひめ様とひこぼし様のお話をしたりして、過ごしたと思います。
さて、この笹飾り、終わったらどうしたらよいと思いますか?
今回は七夕飾りの疑問にお答えしますね。
七夕の笹飾りはいつまで飾る?
七夕の日が近づくとどこの商店街や商業施設などでも大きな竹に七夕の飾り付けがされて、夏の到来を感じさせてくれますよね。
七夕はもともと中国の行事で季節の変わり目を表す五節句の一つとして奈良時代に日本に伝えられました。
有名な織姫とひこ星の説話も中国の伝説と日本古来の「棚機(たなばた)」という行事が結びついたものだということです。
そして、願い事の書いた短冊を吊るした笹飾りはというと江戸時代から始まった風習だそうで五色の短冊(ごしきのたんざく)の五色は中国の五行説の色(緑・紅・黄・白・黒)を表しています。
さて、笹飾りですがお祭りの行なわれる前日に用意され、当日終了したら、片付けると言うのが定説になっています。
そうは言っても、せっかく作ったお飾り、2日しか飾らないのはもったいなーいって思う人もいますよね?
子供が幼稚園で作った笹飾りは?
特にお子さんがが幼稚園で作って持って帰ってきた笹飾りはいつまでも飾っておきたいし、お子さんも捨てたくなーいなんて、言っているかもしれませんね。
季節感を養うと言う考えからすると、いつまでもだらだらと飾っておくことは好ましいことではありません。
よく、願い事を書いた短冊を飾った笹の枝はすぐに片付けないと願い事がかなわないという言い伝えもあります。
ただ、お子さんの思い入れもありますので、もし、お子さんがまだ飾りたいと言うようでしたら、じゃあ、夏休みが始まる前まで飾っておこうねなど、期間を決めて飾っておいてあげてもよいと思いますよ。
長く飾っておくと笹の葉は枯れてきますので、その時にお子さんを説得してもよいかもしれません。忘れずにしてほしいことは、当日の青々した葉っぱの七夕飾りの写真をぜひお子さんの笑顔と一緒に撮っておくということです。
我が家ではもう子ども達は大きくなってしまいましたが、毎年、夫が小さい笹の枝を調達してきて、ベランダに出る手前のガラス戸の取っ手に取り付けてくれます。ありがたいことに夫は短冊も用意してくれて家族が思い思いにお願い事を書いて吊るします。
そして、七夕が終わると短冊だけ取り外して笹の枝は適当に切って可燃ごみに捨てます。
笹の葉が七夕の行事に選ばれるのは昔から神事の祭りごとに笹や竹は神聖なものとして使われてきたことからでしょう。
神様の霊を地上に呼び込む力がある笹や竹は、よく地鎮祭などにも使われていますね。
土地の神様に無事、家が建てられますように願うものですが、笹で囲った場所は神様を呼び込むためだそうで、そう考えると、七夕の笹も神様に願い事に目を留めてもらうためのものかもしれません。
お子さんの願い事の短冊はお母さんや先生が代わりに書いてあげましたか。それとも、お子さんが字を教わって一生懸命書いたものでしょうか。よかったら、笹を処分する前に短冊だけは取り外しておいてあげて下さい。
七夕の笹飾りは終わったらどうする?
地域によっては、飾り終えた笹飾りを笹送り、笹流しと言って川へ流すという風習があります。ただ最近では、環境的配慮から川に流すことは出来ません。住んでいる場所の自治体や神社などで燃やしてくれるところがあれば持っていくとよいですね。
ただ、笹ごと燃やしてくれるかどうかは分かりませんので、調べてから持込んだ方がよいでしょう。我が家では笹は自宅で処分し(適当にハサミで切って可燃ごみに捨てています。)、短冊だけは地域の神社で行事のあるときにもって行きます。
我が家の近所の神社では、行事で人の集まる時にお焚き上げもしてくれます。
お子さんには初めに七夕のお話をする時に最後の短冊のお焚き上げのお話も一緒にしてあげておくとよいかもしれませんね。
ちなみに笹は神聖なもので、神様をお呼びするために使うものですが役目が終わったものは普通に処分しても大丈夫ですよ。
まとめ
今回は七夕の笹飾りを飾る期間についてお伝えしました。
七夕の笹飾りは七夕の前日に飾り、七夕当日が過ぎたら片付けるのが一般的です。商店街や商業施設では商業的効果もあるので、だいぶ前から飾りつけはしていますが、終わるとすぐに片付けます。お子さんが幼稚園などで作った飾りつけは処分する前にぜひ写真を撮っておきましょう。
もし、ご近所で燃やしてくれるところがあれば、お願い事を書いた短冊だけでも取っておいてお持ちになるとよいですね。捨てたくないというお子さんには期間を決めて飾ってもよいと思います。片付ける時は来年もまた飾ろうねと、声を掛けてあげてください。