前年からの忘年会、クリスマスにそしてお正月、新年会を過ぎる頃には、ちょっぴりお顔の輪郭が軌道から外れて来る、そんな私です。
こんな時、日本古来からある胃に優しくてヘルシーな七草粥はダイエットにぴったり。実はこの七草粥、お正月明けに食べるだけではもったいないほどの効果あるのです。今回はこの七草粥のカロリーやむくみ解消メリットについてご紹介しますね。
七草粥でダイエットが出来る?
七草粥の由来は中国の昔話が元になり、日本に渡り、このような七草を入れたお粥として食べ始めたのは江戸時代からだったそうです。
ちょっと横道に逸れますが、その昔話をお伝えしますね。
親孝行な息子が100歳を超える両親に若返ってほしいと願ったのが、天上に聞き入れられ、それが、この七草粥を両親に食べさせることだったそうです。
この七草粥を一口食べると10歳、七口で70歳若返ったのですと!!
これは、まさにアンチエイジング・フードですね!!
年末年始に脂っこい食事やカロリーの高い食べ物が続いたりすると、七草粥を食べて、胃腸を休めましょうなどといいますね。
胃腸をいたわることは、身体をいたわることに繋がりますから、若返りにも効くのかもしれません。
そして、正しいダイエットは、長寿にも繋がるのですよ。
七草とは、春の七草のこと。(秋の七草もあります。)
春の七草は、セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ・スズシロ
これらの野菜を歌を歌いながら、包丁で細かくして、お粥を作ったそうです。
♪七草なずな 唐土の鳥が 日本の国に 渡らぬ先に ストトントン♪
お粥は、水分を沢山含むため、少しのお米の量で満腹感が得られます。
ダイエットをしたいけど、白米が大好きな方、白米からの栄養素も摂りたい方は毎日のご飯をお粥に置き換えてみませんか。
さて、
七草粥でダイエット!で、カロリーどれくらい?
実際カロリーはどれくらいなのでしょう。
七草粥1杯は、
(1杯の目安 お茶碗軽く1杯) 179kcal だそうです。
普通のご飯と比較してみると
ご飯(白米・小盛り120g)1杯の場合が、202kcal
ご飯(白米・小盛り150g)1杯の場合が、 252kcal
これだけ違ってくるのですね。また、白米を半分にしてもち麦や押し麦などに置き換えるとさらにカロリー減になる上に麦の豊富な食物繊維でダイエットにも貢献してくれます。
そして、その七草の成分を見ていきます。
七草粥はむくみ解消にいい?
セリ(水辺に自生)の 鉄分、ビタミンK、葉酸
ナズナ(ぺんぺん草)の ビタミンK、ビタミンC、利尿作用、解熱作用
ゴギョウ 健康茶にもあります。
ハコベラのたんぱく質、ミネラルが豊富
ホトケノザの整腸作用
スズナ(蕪)の葉の部分に ビタミンA、B1、B2、C、カルシウム、鉄
スズシロ(大根)の整腸作用ナズナはナズナ茶としても注目されていて、便秘やむくみの解消に効果があります。
つまり七草粥は、ミネラルやビタミンが豊富でカロリーの抑えられたダイエット食と言えますね。
さて、七草を揃えるのが大変だなんて思っていませんか。
お正月の後でしたら、スーパーに七草がパックされたものが、売ってますが、それ以外の季節はどうしたらよいでしょう。
お正月の七草がゆがカロリーも低く、ビタミン、ミネラルが豊富で、ダイエットに適していることから、七草がゆでのダイエットが注目されました。
ですので、似たような栄養素を持つほかのお野菜で代用すれば大丈夫です。
必ずしも七種類そろえなくてもOK!
まとめ
お正月の松があける時にいただく七草粥。古くは中国の説話から日本に伝えられたものでした。そんな昔から馴染みのある七草粥が現代のダイエットにぴったりだったとは!カロリーが低く抑えられるので白米で摂れる栄養素も万全。七草の栄養素は、胃にやさしく、ビタミン、ミネラルが豊富で、むくみを解消してくれる作用でダイエットに適しています。
さまざまなダイエットフーズが軒を並べている昨今、日本古来の伝統食で足元から身体のことを見つめなおしてみませんか。