梅雨の季節にお弁当のご飯て心配ではありませんか。
お弁当のご飯は常温で持ち歩いても大丈夫なんでしょうか。
梅雨のシーズンから夏にかけて子供たちやパパが持っていくお弁当のご飯を安心して食べられるためにどんなことが出来るか、一緒に考えてみませんか。
ご飯が傷まないコツと工夫をご紹介しますね。
梅雨のお弁当のご飯は常温で置いて大丈夫?
梅雨の季節のお弁当のご飯は傷みやすいので心配ですよね。傷んだご飯を食べると食中毒を起こしてしまう可能性があります。食中毒の原因となる菌は、30~40度という人肌くらいの温度のときが一番繁殖しやすいそうです。ですから、食材自体も火を入れたらしっかり冷まさなくてはなりません。
それから、雑菌の繁殖には湿度も関係します。冷め切ってないうちに蓋をしてしまうとお弁当箱の中で湿った保温状態になり、菌の繁殖に絶好の環境になってしまいます。まさに梅雨の季節は温度といい、湿度といい常温のままで昼食までご飯を置いておくのは危険なことだと分かりますよね。
よくやってしまうのは炊飯器で炊いたご飯をそのまま放置してしまうこと。ご飯が炊き上がったら炊飯器からお釜を取り出して余ったご飯は小分けにして冷ましてラップに包み、冷凍してしまいましょう。
梅雨のお弁当のご飯を傷まないようにするには?
梅雨の時期のお弁当に入れるご飯を傷まないようにするにはまず、温かいままではお弁当箱には入れられないので、すばやく冷まさなくてはなりません。
私はいつも大きい保冷剤の上にお弁当箱ごと乗せて冷やしてましたが、最近、寿司飯を作る時の要領でうちわでパタパタやるのがいいということを知りました。
このやり方が一番早く冷ますことができるのだそうです。ただ、うちわでパタパタやっている間は他のことが出来ないのが難です。
それからご飯を冷ますという以外の方法もご紹介しますね。皆さんのよくご存知なものに白いご飯に梅干を入れるというのがあると思います。これは、梅干しなどが持つ抗菌作用が効き目を発揮するものだそうですが、御飯を炊くときに梅干しを入れてしまって、御飯全体を殺菌することも出来るそうなのです。
炊き上がったら梅干の果肉を崩してご飯に混ぜて梅干ご飯にしてそのままお弁当箱に。味もついて一石二鳥ですね。梅干のほかにお酢やショウガ、しそを使ったふりかけのゆかりも同じような作用があるそうです。(これらの方法もご飯を冷ます方法と併用するとよいですよ。)
ただそれ以外の炊き込みご飯や混ぜご飯は傷みやすいので気を付けましょう。
それから水分が多いと傷む原因になるので、ご飯を炊くときも通常よりもお水を少なめにセットして炊飯します。
我が家の場合、主人は職場の冷蔵庫が使えるので冷ましたご飯をお弁当箱に入れただけで持っていっていますが、子どもたちはそうも行かず上下に保冷剤を挟んで持ち運んでもらっています。梅雨時期から夏にかけてのお弁当には保冷剤を一緒に持っていくのは当たり前になってきていますよね。使いやすい商品も出てきてますので、お店なども覗いてみてください。
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梅雨のシーズンのお弁当!お弁当箱に詰める時に出来ること
まず、梅雨の時期の温度と湿度は温かいご飯だけではなく、どんなものにも雑菌が繁殖しやすいのです。ですから、食べ物が触れるものはすべてアルコール消毒をしてから調理を始めましょう。アルコール消毒には薬屋さんにあるスプレー式にものが便利です。
最初にするのは調理をする人の手洗いです。殺菌作用のある石けんで洗いアルコール消毒します。使用するまな板や包丁、菜ばし、鍋などすべてアルコール消毒をして調理を始めます。洗った手はキッチンペーパーで拭きましょう。食材には決して素手では触らず消毒済みの箸、トングなどを使い、おにぎりを握る時はラップで巻きます。
それから、詰める方のお弁当箱もきちんと消毒します。お弁当箱は蓋などが汁が漏れないように複雑になっていて汚れが落ちにくいものがあります。普段からブラシや楊枝などで食べかすの詰まりなどを取り除いておきましょう。
お弁当箱の持ち運びには保冷剤を入れた保冷バッグを使用し、昼食までの間は炎天下や閉め切ったエアコンの効いていない部屋に置きっぱなしにすることがないようにしましょう。冷蔵庫があれば入れたほうがよいですが、ない場合は日陰の風通しのよいところで保管したほうが安全です。
まとめ
梅雨の季節にお弁当のご飯は温かいまま詰めたりすることで傷んでしまうことがあります。
傷んだご飯を食べることで食中毒を起こすことがありますので、ご飯は必ず冷ましてから詰めるようにしてください。梅干やしそ、ショウガには抗菌作用がありますので、ご飯に混ぜ込んで炊くのも効果的です。
お弁当を調理して詰めるときは必ず手を洗い、アルコール消毒をしましょう。調理に使用する器具やお弁当箱も同様に消毒し、食べ物には素手で触らないようにしましょう。持ち運びには保冷剤入りの保冷バックを使用し、食べるまでは冷蔵庫か風通しのよいところで保管しましょう。