七五三のお参りの母親の服装に悩んでいませんか?
お子さんの成長を願うために行なわれる七五三!
お参りの儀式に付き添うお母さんの服装はブラックフォーマルでも大丈夫か気になっている方も多いかと思います。
フォーマルの服装についての考え方は時代や地域によって違いますから、迷ってしまうのも仕方がありません。
また、ブラックフォーマルの場合、バッグや靴はどうしたらよいでしょうか。
七五三の母親がブラックフォーマルでも大丈夫?
七五三のお祝いをするお子さんの付き添いであるお母さんの服装について、悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
今回はすでに持っているブラックフォーマルを七五三のお参りに着ていけるかどうかについてご紹介したいと思います。
その前にこのブラックフォーマルについて皆さん、どんな定義を持っていらっしゃいますか。
ブラックフォーマルという言葉は昔からあった言葉ではなくまた英語でもない日本で作られた言葉なのに加え、その意味合いも微妙に変化してきてしまっているため、その辺りの食い違いも出てきてしまっています。
そのことも含めてこの言葉の定義について簡単に説明しますね。
ブラックフォーマルとは、冠婚葬祭で着用するの黒の礼服のことを言いますが、これは主に男性の服装に当てはまります。
そして、正式な洋装の格式から言うと、日本の男性のブラックスーツは略礼装に当たります。
この略礼装は、小物などを変えて冠婚葬祭のどちらでも着ることが出来ます。
ただ、これは女性側の服装には当てはまりません。
欧米の洋服のドレスコードは、男性の服装の格に合わせて女性のドレスの格が決まることになっていますが、これは主にパーティなど慶事に属する服装です。
もともと洋装の場合、女性は、ドレスを着用します。
葬儀では、いわゆるドレスを着用しませんね。
男性は、小物を変えながらも同じ服を着まわせますが、女性の場合はそれは出来ないので、葬祭にはまったく別の黒の喪服というものが必要になるのです。
だから女性に関してはブラックフォーマルと言った場合、喪服になってしまいます。
もちろん、慶事にもブラックのドレスを着ることはありますが、これはあくまでも、格にのっとったパーティドレスで、色がたまたまブラックだったということで、デザインなどをみてもとても葬儀に着用できるものではありません。
ここである疑問が湧きますよね。
ブラックフォーマルの慶弔着まわしという言葉、男性用ではなく主に女性用としてネットやカタログ販売でよく使われています。
それをみると、ベーシックな形のものを選んで小物で最大限に違いを引き出しているものや、ダブルパンツではなくて、ダブルジャケット(慶事に向いたフリル付きのジャケットと弔事に向いたシンプルなジャケットが2枚)付いて着分けが出来るものなど、合理的なセットが売りになっています。
【喪服】 ブラックフォーマル サテンカラーフェミニンリボンスーツ[喪服 礼服 黒… |
昨今の住宅事情や経済的なことからも一つ買えば、両方に着れる便利さを突いてこられると、そうしょっちゅう着るものではないので、心が動きますよね。
さて、もともとの疑問に立ち返って、
七五三のお参りにお母さんがブラックフォーマルをきても大丈夫? その答は、
気分的に喪服として着ているものをおめでたい席に着るというのはふさわしいとは思えないという意見もありますが、小物を変えて両方に着るという、男性の正装、略礼装に倣えば、理屈としてはかなっているのではないかと思いました。
それがマナー違反と言われるような深い歴史的な裏づけもないようですし、現に男性は着まわしていていますしね。
あとはいかにふさわしくアレンジして着るかということではないでしょうか。
これから用意する方で、両用で全然OK、いちいちセレモニーのために探し回るのはいやという人は、両用で着回しを揃えて小物でまわす。
おめでたいことには少し明るい色が着たい人はその都度探すのもよいでしょう。
あとは、洋装の国々では必ずしも葬儀にブラックを着用するとは限らないながらも、きらびやかな格好は悲しみを表す場にはふさわしくないという認識があるのは日本の国とも変わりありません。
ただ、厳密に言うと慶事と弔事では黒が違うと言われますね。
弔事の黒は深い黒が使われると言うのです。
それに対して慶事の黒は素材が光るものやデザイン性のあるレースやシースルーなど、着ている人に注目が集まる材料がいっぱいで弔事とは目的がまったく違いますよね。
その辺を考えながら、コーディネートを考えることが出来れば、着回しをしてもよいと思います。
あっ、七五三の場合は、主役はお子さんなので、お母さんはわが子の成長の喜びを表しているような控えめながらも晴れやかな装いといったところでしょうか。
では次に、ブラックフォーマルで七五三のお子さんの付き添いでお参りに行く場合のバッグや靴についてご紹介しますね。
七五三の付き添いの母親がブラックフォーマルの場合のバッグや靴はどんなものがよい?
ブラックフォーマルをお祝い事に着る場合に気を付けたいことは、真っ黒にならないことです。黒のジャケットとスカートでしたら、白やベージュなどのフリルや光沢のあるブラウスを中に着たり、ワンピースでしたらコサージュで華やかさを出したりして装います。
手にするバッグについては、黒でもかまいませんが、もし、別に購入する予定でしたら、ベージュなどに出来たらよいと思います。バッグをベージュにしたら、パンプスもベージュ系にしてみるとさらに明るさが出てハレの日にぴったりです。
ブラックフォーマルでも、バッグとパンプスをベージュ系にすることで洗練された慶事の装いになります。
そして、アクセサリーはパール系、ストッキングはベージュで仕上げてみてください。
バッグもパンプスも黒以外ない!という方は、バッグにコサージュやスカーフを結ぶという方法もあります。ただ、やってみてしっくりいくようでしたら良いですが、マッチしない場合もありますので、無理して飾り立てるのはやめたほうがいいです。
最小限度で、胸にコサージュ(パールアクセサリーがあればなお良い)、ベージュストッキングでも大丈夫ですよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は七五三のお子さんの付き添いをされるお母さんの服装がブラックフォーマルで大丈夫かどうかについてお伝えしました。ブラックフォーマルは女性の場合、喪服を指すことが一般的になっていますが、アレンジを加えることで七五三などの付き添いにも着ていくことが出来ます。
アレンジの仕方は慶弔両用のブラックフォーマルの通販サイトなども参考になります。買い足すものがある時は、次に着る機会のことを考えながら揃えておくと使い回しが出来て、その時がきてもあわてなくて済みますので、おすすめです。