節分の日、夕方から豆まきをし、節分にちなんだ恵方巻きや地域の郷土料理などをいただき、過ごすのもよいですが、神社にお参りに行くのも趣向が変わっていて面白いものです。
ご近所の神社でも節分祭で豆まきをしているところがありますよね。市町村の広報を注意してみていると案内が出ていますので、年が明けた頃に確認してみてください。自分の住んでいるところの氏神様を祭ってある神社を知っておくのもよいでしょう。御朱印のいただける神社の紹介もしますね。
節分の神社のお参りの仕方はどうする?
お正月に神社などにお参りする方は多いと思いますが、節分の日に訪れてみてもまた違った楽しみが味わえます。
節分は、季節を分けることを意味していて、4つの各季節の始まりの日(立春・立夏・立秋・立冬)の前日のことを言いますが、江戸時代以降は特に立春(毎年2月4日ごろ)の前日を指すようになりました。
神社などのお参りは季節の節目や個人の人生の節目に訪れることが多いですよね。もともと神社は国の安全や五穀豊穣など公の祈願を行なうところだったそうです。個人的な祈願は平安中期頃の陰陽師によるお祓いが始まりだそうで、神道に入ってくるのは平安後期になってから。そこから、さまざまな変遷を経て、現在のような合格、安産、病気平癒、商売繁盛、寿命長遠、子孫繁栄などのご祈願が神社の神職によって行なわれるようになったんだそうです。
では、具体的にお参りの方法を見ていきましょう。
神社のお参りの仕方はよく神社の入り口などに書いてありますね。
鳥居をくぐる手前で一度一礼をして、参道は端を歩きます。(真ん中は、正中と言って神様の通り道です。)
手水のやり方
右手でひしゃくを取って、水を汲み、左手にかけて清めます。
次に、左手にひしゃくを持ちかえ、右手を清めます。
もう一度ひしゃくを右手に持ちかえて、左の手のひらに水を受け、その水を口にいれてすすぎます。
その後、水をもう1度左手に流します。
神社の参拝の作法
一般的には一般的にニ拝二拍手一拝(ニ礼二拍手一礼)になります。(出雲大社や宇佐神宮は例外)
お賽銭はその時に思った金額をお賽銭箱に入れればよいとのことで、いくらでないといけないとか、5円を入れるとよいとかは、特にないそうですよ。お参拝の順番が近づくと5円5円♪とお財布のなかを探し回らなくても大丈夫!
節分に訪れると、節分祭追儺(ついな)神事や豆まきを行なっているところがあります。
節分の神社で豆まきを楽しむ方法!
よくテレビで有名人が神社の社殿から、勢いよく豆をまいていますよね。大勢の人たちの頭の上から豆を撒くのって気持ちよさそう!やってみたいと思いませんか。有名人でなくってもそんなチャンスが12年に一度めぐってくるんです。あなたがこれから行なわれる節分祭の年の年男か年女だったら、応募できる神社がありますので、ぜひご検討ください。→亀ヶ池八幡宮
年男、年女とは自身の干支がその年の干支にあたる人たちのこと。12年に一度めぐって来る年男と年女は縁起がよいとされ、福男、福女と呼ばれます。福男、福女が撒く福豆を参拝者たちが拾って福に授かろうと豆の撒かれるほうへ手を掲げて大盛況の豆まきが行なわれ、その後には楽しみな福引が待っています。
私の家の近所の神社では平日が節分ですと、ちょうど近くの小学校の下校時間に福引が始まり、長蛇の列になったりします。本当は寄り道しちゃいけないんですけどね。
有名人の豆まきで名だたる神社は、
[池上]池上本門寺 タレント 議員 プロレスラーなど
[府中]大國魂神社 タレント お相撲取りなど
[浅草]浅草寺 落語家 お笑いなど
[溜池山王]日枝神社 お相撲取りなど
などです。機会があれば、有名人の年男年女に会いに行ってみてください。
節分の神社でお参りの記念に御朱印をいただく!
最近、寺社巡りがブームになっていることもあって、お寺や神社で御朱印をいただく方も増えています。もともとは写経を納めた際の証にいただくもので、初穂料(300円くらい)を納めて朱肉の印に墨で寺社の名称や本尊、ご神体の名称、日付を書いていただきます。朱色と墨汁のコントラストと筆字に趣があり、コレクションする人も増えています。
この御朱印ですが、節分バージョンがある神社があります。
東京・新橋にある烏森神社では、立春の前日の3日間の間、アマノウヅメノミコトによる鈴祓を受けることが出来るそうですよ。その日の御朱印をいただくと、いつものバージョンにプラスして、神楽鈴(巫女さんの持っている鈴)の印も押してもらえるそうです。
鈴祓いの鈴は邪気を払う効果があります。神社のお参りをするときも大きな鈴を鳴らしますよね。
節分の神社へお参りに行こうまとめ
節分の日の過ごし方はいろいろですが、多くの人は豆まきをして、年の数だけ豆を食べて、お夕飯に恵方巻きを他の地域のお料理と一緒にいただきご家族と過ごしてらっしゃるのではないでしょうか。節分は、日本の古くからある季節の節目の伝統行事ですので、日本中の神社で祭事や行事が行なわれています。参加しても楽しいですし、見ているだけでも面白いものが沢山ありますので、一度お出かけになってみませんか。有名人の豆まきや御朱印を求めた寺社巡りも一味変わった節分になることと思いますよ。