季節は夏、あまりの暑さに今年こそ日よけをベランダに取り付けようと考えていませんか。
マンションのベランダの場合はどんな日よけがよいでしょうか。日よけにもシェードタイプ、すだれなど色々な種類があります。
マンションのベランダにはどんなタイプが適しているか一緒に考えてみましょう。
日よけをベランダに取り付ける!
暑い夏、少しでもこの暑さをしのぐ為に、皆さん色々な工夫をしていますよね。その中でもベランダに日よけを取り付けたいと思っている方も多いのではないでしょうか。
ひとくちに日よけと言ってもその目的や機能で多少の違いがあります。
その違いは大きく遮光と遮熱に分けられます。
遮光とはその字の通り光を遮ることで、部屋の中に光を入れないことを一番の目的にしています。遮光カーテンというものがありますよね。
夜間に勤務をして日中睡眠をとらなくてはならない仕事の人や、早朝の朝日で予定よりも早く目覚めてしまうことを防ぎたい人によく使われています。
遮光と同時に紫外線もカットする商品もよく出回っていますよね。
そして、もう一つが遮熱で、日差しによる赤外線をカットすることで部屋の中の温度の上昇を防ぎ、エアコンの稼動を押さえ、節電につなげることが出来ます。
大きくはこの2つの機能ですが、日よけによる見た目の涼しさや風を通しながら日差しを遮るものなども求められる場合があります。また、それぞれの機能が組み合わさっていることもあります。
日よけの種類にはシェードタイプやすだれタイプ、よしずがあります。
これらはいわゆる遮光の効果を求めるものですが、新しく遮熱の機能を持たせた材質のものも出始め、冷房効果を上げ、節電に役立つものも出ています。
マンションのベランダにシェードを取り付ける場合
マンション住まいでベランダからの日よけをしたい場合はどんなものがよいでしょうか。
まずは最近人気のあるシェードタイプのものですが、上から吊り下げて下部はベランダの柵にひもで結びとめるオーニングタイプのものがマンションには向いているでしょう。
このタイプはシェードにはと目の穴が開いていてそこにひもを通すものが主流です。上部のひもを固定するにはマンションの壁面に金具を取り付ける方法、突っ張り棒を使用するもの、サッシの縁にネジで固定した金具を取り付けて使用するものなどがあります。
マンションのベランダの外側をよく観察してみてから適したものを選んでください。
ただ、マンションによっては規約でベランダなど部屋の外側に設置するものに制限がある場合があります。特に高層階では窓の外側に日よけなどのグッズは使用することを禁止していることがあります。また、規約上問題がなくても、賃貸の場合は、大家さんの許可が要ります。
マンションのベランダにすだれという選択
すだれもほぼシェードと設置方法は変わりません。
ひとくちにすだれと言っても日本古来の竹製すだれ、最近ホームセンターで求めやすくなっている葦で作られた天津すだれ、アルミやその他の材質の使われている機能的なすだれと様々です。
見た目の涼やかさを求めると天然素材のすだれですが、遮熱を目的にした場合はあまり効果はないようです。太陽の日射を反射して部屋の中に熱を取り入れないようにと考えるのでしたらアルミなどを使った機能的なすだれが有効です。
遮熱に関しては各メーカーで実験などをしてその結果をホームページなどに載せたりもしています。その他、使用した人のレビューも参考になります。節電を一番に考えるのでしたら、機能性すだれに一票ですね。
わが家では毎年、東側の廊下の掃きだし窓(縦2m×横2.4m)のあるベランダが夏の季節、通るのも暑いし,まぶしいしで天津すだれを下げていました。
熱を断ち切る効果はあまり期待できませんがそれでもまぶしさは和らぎ、皮膚をさすような日差しも受けなくなりました。値段が安いので、夏が過ぎると外して細かく裁断し燃えるゴミに捨てています。
ただ、今年はアルミすだれを掛けようか思案中です。わが家の東側のその窓は通りに面していないのであまり外見は気になりません。そこで、すこしでも節電になるのならと考えるようになりました。
それから、よしずについてですが、こちらは植物の葦をすだれとは逆に縦に使うものになり、立てかけて日差しを遮ります。
すだれよりも太い葦を使っていて遮熱効果は意外とあるのですが、部屋がかなり暗くなること、ベランダの出入りがしにくいこと、そして何よりも立てかけているだけで不安定なため、マンションのベランダには不向きです。
まとめ
暑い夏に少しでも快適に過すために日よけをマンションのベランダに取り付けることしたら、どんなものが向いているか、考えてみました。ひとくちに日よけと言ってもその目的は様々です。日差しを避けたい、紫外線を浴びたくない場合、日射熱を部屋の中に入れたくないなど目的によって選ぶものが違ってきます。また、マンションですと、設置するにも規約などで制限がある場合があります。
取り付けたいものと設置条件を考えながら、最適なものを選んで今年の夏を乗り越えてくださいね。