ここ数年、断捨離を少しずつ進めているのですが、最近目に付いているのが洗剤の種類の多さです。結婚して生活を始めてからそれらを買い揃えて、絶え間なくそのストックを買い足してきたわけですが、キッチン、洗面所、お風呂場などに林立するプラスティックボトルに何だか変だな、減らしたいと思い始めていました。
用途別に売っている洗剤は忙しい現代にはとても便利ですが、今、少し立ち止まる時間が出来たので、自分なりに整理してみたいと思います。
洗剤の種類を減らす!そのためには?
私は洗剤の種類って、食器用とかお風呂用などのメーカーの付けたタイトルで分けられていると思っているくらい超のつく化学音痴です。
トイレにはトイレ用を使っていれば間違いない!と思っていますし、混ぜるな危険!と書いてあればどんなものも混ぜないように気を遣います。(つまり、混ぜても大丈夫なものも混ぜないようにしている。)専用のものを適した場所に使っていれば頭を使わなくていいのでドラッグストアで機械的に用途別の詰め替えストック品をかごに入れていました。
そして、今、それ程暇になったわけでもないのですが、以前より周りが見渡せるようになったところで、これらの中で余分なものを整理して少ない種類できれいなお家(憧れ♪)を目指したいと考えたんです。
まず、それをするには、洗剤の持つ特徴と使われる素材との相性を知らなくてはなりません。(→ここが一番苦手↓)
洗剤の種類!その違いは?酸性?中性?アルカリ性?
酸性、中性、アルカリ性
これらは化学物質(物質を水に溶かした水溶液)の性質を表すものですね。アルカリ性はアルカリの性質のという意味。この3つのほかにも弱アルカリ性とか弱酸性というのもよく聞きますね。化学物質のこのような性質を一本の線上に表すとアルカリ性ー弱アルカリ性ー中性ー弱酸性ー酸性となります。
そしてよく耳にすることがあるpH(ペーハー)というのはこの酸やアルカリの強さを表す数値の単位で、酸性0~中性7~アルカリ性14で表します。(弱酸性3以上6未満、弱アルカリ性8以上11以下)
ここでわかる最小限で大事なことは、7(純水:不純物を含まない水)を中心に数値が低いまた高いほど、皮膚の細胞に影響を与えたり、物質を変化させてしまったりという危険を伴うということです。
これ以上難しいことはあまり考えずに先に進みたいと思います。(汗)
家で使っている洗剤の性質を調べてみた!
どんな性質のものをどこに使っているかを知るために家の中の洗剤の性質を調べてみました。性質と簡単な成分、用途を抜書きしています。成分はすべては書いてないものもあります。
キッチン
1 食器洗い洗剤
中性 界面活性剤16%他 用途 食器 果物 野菜など
2 食器洗い洗剤(泡スプレー)
中性 界面活性剤 16%他 用途 食器 ポットの蓋など入り組んだ構造の漬け置き用
3 台所用漂白剤まぜるな危険塩素系)(泡スプレー)
アルカリ性 次亜塩素酸ナトリウム 界面活性剤 水酸化ナトリウム 用途 まな板 ふきんなど除菌
4 住宅用強力洗剤
アルカリ性 界面活性剤1% 泡調剤 アルカリ剤 用途 換気扇 レンジの油汚れ
5 エタノール 用途 冷蔵庫 まな板などの消毒
洗面所
1 カビ・ぬめり取り剤 (この洗剤は他の洗剤と混じっても塩素の発生を抑える成分は配合されていました)
アルカリ性 次亜塩素酸塩他 用途 浴槽内カビ、流しのぬめり用
2 ガラス用洗剤(泡スプレー)
アルカリ性 溶剤 アンモニア 用途 ガラス 鏡など
3 油汚れ洗剤
アルカリ性 界面活性剤1% 溶剤 アルカリ剤 オレンジオイル 用途 油汚れ
4 リビング用洗剤(2度拭きなし)
弱アルカリ性 界面活性剤0.2% 泡調整剤 床、家具の拭き掃除
5 ブリーチ(まぜるな危険 塩素系)
アルカリ性 次亜塩素酸ナトリウム 水酸化ナトリウム 用途 衣類などの漂白 除菌
洗濯機
1 えり・そで用洗剤(漬け置き)
弱アルカリ性 界面活性剤25% 消臭剤他 用途えり・そでの汗しみよごれ
2 おしゃれ着用洗剤
中性 界面活性剤19% デリケート衣類
3 柔軟仕上げ剤 界面活性剤 消臭剤他
4 洗濯石けん
弱アルカリ性 純石けん分 35% 衣類の洗濯
5 酸素系漂白剤
弱酸性 過酸化水素他 衣類の漂白
トイレ
1 トイレクリーナー(まぜるな危険 酸素系)
アルカリ性 水酸化ナトリウム2% 次亜塩素酸塩 界面活性剤 トイレの便器内の黒ずみ、カビ
2 消臭・洗浄剤(泡スプレー)
中性 界面活性剤4% 金属封鎖剤 泡調整剤 トイレの便座、便器、床の洗浄。
お風呂場
1 カビキラー(まぜるな危険 塩素系)
アルカリ性 次亜塩素酸塩 水酸化ナトリウム界面活性剤他 用途 お風呂場のカビ
2 浴室用洗剤
中性 界面活性剤7% 泡調整剤 金属封鎖剤
この成分の抜書き、初めは書いてある成分名もちんぷんかんぷんなものなので、丸写しでやっと移していたのですが、書いているうちに法則性みたいなものが少しわかってきました。
家の中のどこの場所の洗剤も一通りの用途のものを揃えていて、もしかすると同じものでもいけるんじゃない?っていうものも見つかりました。
用途別のものは成分以外にも使い勝手の良さでそこに使うのに相応しいものもあるので一概には言えませんが、たとえば、トイレ用の中性洗剤とお風呂用の中性洗剤は成分はまるっきり同じで、界面活性剤の割合が数%違うだけでした。これは同じものでも大丈夫そうですよね。
洗剤の成分でトイレとお風呂用はほとんど同じ?
我が家の洗剤でトイレとお風呂用のものの成分がほとんど同じでした。
この洗剤はどちらも同メーカーの中性洗剤で、界面活性剤の割合がお風呂の方が数%高く、泡調整剤と金属封鎖剤の含有量が違うだけです。まあ、この違いが場所による使い勝手の違いになるのでしょうけど。
トイレはあまり泡立つと1回の水流しで泡が流れきらないことがあるとのこと。これは少なめに使ったり、薄めたりで対処できないでしょうか。
トイレの中性洗剤での掃除は毎日のようにして実は、このトイレ用の中性洗剤がもうほとんどありません。(汗)お風呂のを併用してみて大丈夫そうなら一緒でもいいかも♪と考えています。
洗剤の種類を減らしたいまとめ
最近、断捨離をしながら常々頭に浮かんでいた洗剤を減らしたいという思い。なぜ、なかなか進まなかったかといえば、成分がちんぷんかんぷんで避けて通ってきたからです。
今回、家にあるものの成分を抜書きしてみたら、用途に見合った成分の法則が少し見えてきたので、これを機会に少しづつ少なくしていけたらと思っています。
そして、トイレとお風呂用の中性洗剤は同じものが使えそうに感じました。一度、試してみて、次はどのように併用していくかを考えて行きたいと思っています。