花粉症の季節になると憂鬱になるうっとうしい様々な症状。花粉に触れないようにいろんな努力をしている人も多いと思います。
最近では、食べ物で悪化しやすいものもあるというので、それも気になるところですよね。
なるべくなら、症状を悪くする食べ物は摂りたくありません。
どんな食べ物が花粉症の症状を悪化させてしまうのでしょうか。
花粉症は食べ物で悪化するの?
花粉症と食べ物の関係は直接的には因果関係ではないので、これを食べなければ花粉症にはならないと、きっぱり言い切れるものは残念ながらありません。ただ、花粉以外でも起きる身体の反応と食べ物は関係がある場合があるので、相乗効果で花粉症が悪化してしまうということはあるようです。
たとえば、お酒を飲むと、トイレに頻繁に行きたくなります。これはお酒の利尿作用が関係していて実際身体に入っていった以上の水分が体から出て行ってしまいます。これは、利尿作用のあるコーヒーなどでも言えます。水分が出て行き過ぎると、体の粘膜は乾燥してしまいます。たとえば鼻の粘膜は乾燥すると鼻づまりが起きしやすくなると言われています。またさらにアルコールは血液の循環がよくなり、鼻の中の粘膜がうっ血して腫れて鼻づまりをひどくしたり、目の中の血管も広げ充血を引き起こします。
このように普段の生活でもこのような影響を体に及ぼすものを花粉症の季節に摂取すればますます症状がひどくなるのは明らかですね。
このような相乗効果に加担してしまうその他の食品をあげてみますね。
辛みの強い香辛料・・・粘膜の毛細血管を刺激するといわれています。
甘いお菓子・・・この甘いお菓子とは、チョコレートやケーキやアイスクリームなどのことを漠然と指しています。このお菓子の中の何がいけないかというと甘いって言うからにはお砂糖ですよね。お砂糖の中でも特に精製された白いお砂糖ほどよくないようです。お砂糖を沢山とると、腸内環境を乱して、腸内の環境が荒れて免疫が低下してしまいアレルギーが起きやすくなります。
動物性たんぱく質・・・摂りすぎは腸内環境を乱すといわれています。
牛乳、アイス、南国の食べ物・・・血行不良が体を冷やしやすい食べ物が原因になるという面からも、摂りすぎに注意が必要です。
油物(揚げ物や炒め物、油を使った市販品、外食、スナック菓子、ファストフード)・・・特にリノール酸の摂りすぎのことが言われているようです。リノール酸を摂りすぎると炎症原因物質(ロイトコリエン)が増えてしまうとのこと。これらをを多く食べることでどうしても摂りすぎになってしまう傾向があります。
このように普段の生活の中でも摂りすぎると体に影響が出る食べ物を花粉症の時期にとることで相乗効果で症状を重くしてしまうことが食べ物による悪化としてとらえられているのです。
花粉症によい食べ物って何?
花粉症が悪化する食べ物についてはそれらをなるべく摂らないようにということでしたね。では花粉症によい食べ物ってあるのでしょうか。
食べ物は薬ではありませんので、食べたから花粉症の症状がよくなるというものはありません。ただ、免疫を高めることで症状が軽減するということはあります。免疫を上げるための食生活や食べ物とはどんなものでしょう。免疫を上げるためには腸内環境を良くすることというのは前章で書きました。腸内環境を良くするといわれている食べ物をあげてみますね。
ヨーグルト
納豆
味噌
ぬか漬け、キムチなどの発酵食品
こんにゃく
ごぼう
レンコン
海草
さつまいもなどの食物繊維
そして、アレルギーを重くしてしまう活性酸素を取り除いてくれる栄養素(ビタミンC、E、B2、ゲルマニウム、亜鉛、銅、鉄)が豊富な食物も取り入れることで粘膜を強化するための食べ物として
牡蠣
さといも
ごぼう
れんこん
アレルギー原因物質を取り除いたり、花粉症の症状を緩和する効果のある食物として
リンゴ(水溶性食物繊維ペクチン)、トマトの加工品(リコピン)ブロッコリー、カリフラワー(αリノレン酸、アルファリポ酸)
上にあげた食物の中で注目されるのはレンコンです。
レンコンはアレルギーの原因物質に反応するIgE抗体を抑制する働きが高い食物なのです。
レンコンの効果についてはマウスを使った実験と人で行なった実験が免疫生物学の権威の教授によって行なわれています。人による効果は血中のIgE抗体が60パーセント以上の人で明らかに減少したということです。
花粉症におすすめのお茶は?
花粉症の症状を緩和するものに以前からあげられているものにお茶があります。水分は毎日、一日を通して摂りますから、効き目が少しでもあるものを飲みたいですよね。
甜茶
ヒスタミンの過剰分泌が花粉症を引き起こすのですが、甜茶にはヒスタミンの過剰分泌を抑制する成分であるGODポリフェノールが多く含まれています。GODポリフェノールには抗ヒスタミン、抗炎症作用があり花粉症のくしゃみ、鼻水、目のかゆみにいいと言われています。薬のように眠気などの副作用がなく、飲み続けて害が出ることもありません。
花粉シーズンに予防として飲む場合には花粉が飛び始める20日くらい前から飲みだします。体の中にいつも甜茶の成分が巡っていることがよいので、一日に何回か分散して飲み、毎日続けるとよいです。甜茶の成分が吸収されやすいよう温かいものを飲むとよいそうです。
ルイボスティー
ルイボスティーに含まれるSOD(スーパーオキサイドディスムターゼ)は抗酸化作用の効果があり、免疫力低下を防いで花粉に対してのアレルギー反応を抑制する働きをします。
カフェインがないので飲むときを選ばず、ミネラルがたっぷりなので、水分補給にも最適です。
べにふうき茶
べにふうき茶の成分であるメチル化カテキンが、アレルギーの原因物質に反応するIgE抗体を抑制する働きをするため、くしゃみや鼻みず、鼻づまり、目のかゆみなどの花粉症の症状を和らげてくれるそうです。カフェインがあるため、飲む量に気をつけたほうがよいです。メチル化カテキンは高温で溶け出しやすいので熱いお湯で作り、作り置きをせず、作り立てを飲むのがお勧めです。
シジュウム茶
シジュウム茶はタンニン(ポリフェノールの一種)が植物の中でもかなり多く含まれているそうです。このタンニンの持抗酸化力が免疫力を高めてくれるため、花粉症に有効なのです。このお茶は美白とダイエットにもよいそうですよ。
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まとめ
花粉症の季節は本当に憂鬱でなんとか、楽になる方法がないかと思いますよね。お医者さんで薬を処方してもらうのももちろんですが、普段食べているもので少しでも緩和できるのなら嬉しいですよね。食べないことで悪化させないものもあれば、食べることで和らげるものもあります。それから注目はお茶です。朝から晩まで少しづつ回数を分けて飲むことでお茶の持つ花粉症によい成分を常に体に巡らせることが出来ます。今シーズンは花粉の飛び始める少し前から準備を始めてみませんか。