まだまだ小さいと思っていた子どもたちも巣立ちの第一歩となる幼稚園への入園。初めてお家の方と長い時間離れ離れになるお子さんもいるのではないでしょうか。幼稚園が決まり、必要なものを購入した後にやらなくてはならない名前書き、中でも上履きの名前は表に出ているところに書くのでちょっと大変ですし、失敗したらと思うと緊張しますよね?上履きの名前の書き方に何かコツはあるのでしょうか。
幼稚園の上履きの名前の書き方は?
まずは、名前を書くペンですが、かならず油性のペンを使いましょう。上履きは時々持ち帰って洗いますし、園でも手を洗うのに水道を使ったりもしますので、上履きが水に濡れることがあります。水性のペンですと、インクが流れてしまいます。
油性のペンの中でも名前書き用のペンは、名前を書くのに適した芯の太さになっています。どのメーカーもほとんど二種類の太さの芯を備えた細字⇔極細のツインタイプです。
この細字と極細のサイズについてはメーカーごとに違いますので、試し書きが出来ない場合は、商品説明やネットなどのレビューを参考にしてみてください。
色についてですが、見やすさから言えば、黒が無難でしょうか。黒以外の色を使う場合、通われる園でのきまりがあるかどうか確認しておいた方がよいです。
名前のほかに自分のだとすぐにわかるしるしをつける場合も多いですね。かわいい模様を描いてあげると、お子さんも喜びますが、こちらも度が過ぎると、肝心の名前が読み取りにくくなります。園の先生方にも上履きの名前が判別しやすいように配慮しましょう。このしるしについても園からのきまりなどがあれば従いましょう。
上履きの名前を書く場所は?
さて、上履きの名前はどこに書いたらよいでしょうか。園から指定されていれば、その場所に書くようにし、とくに指定がなければ上履きの甲の部分とかかとの後ろから見える部分の2ヶ所に名前を書きましょう。甲の部分は、バレーシューズですと、ちょうどゴムのベルト部分にも書く方もいますね。指定がなければ、書きやすいほうでよいでしょう。ここの部分に書く意味は履いている時にお友達や先生に名前を読んでもらえるためと、靴入れ以外に上履きを脱いで並べられた中から自分で自分の上履きを探す時のためでしょうか。かかとの後ろから見えるところに書くのは靴箱から自分や先生が靴を探して出す時のためです。
では、かかとの後ろに書く場合は縦書きに書く以外ありませんが、甲の部分に書く場合はどちら向きに書いたらよいでしょうか。お友達や先生に読んでもらうとしたら、自分が上から見たときに読める向きとは反対になりますね。これについても園の指定がなければ、周りのお友達や先輩ママに確認したりして、あとはご家庭で決めてもよいと思いますよ。
苗字まで書くか書かないかも、お子さんの名前がその年代で被りやすければ苗字も書いたほうがよいでしょうし、フルネームでもかぶってしまう場合は、やはり目印がいるようになるかもしれません。上履きのかかとのほうに片方ずつ苗字と名前を入れて、甲の部分には名前だけを入れているお子さんの上履きもよく見かけますし、どちらともフルネームで入れている場合もあります。
上履きの名前を書くときににじまない方法は?
せっかくペンも専用のものを買い揃えたのにペンの先が上履きに触れた途端、インクが広がるようににじんだりしたら、がっくりしますよね?にじむかにじまないかも上履きだと試しにくいので、いろんな人の経験談をここにまとめますね。
ヘアスプレーを使う方法。
ヘアスプレーに含まれている髪をコーティングする成分を利用して、インクを上履きの布地ににじませないようにします。それらの成分とは、ジフェニルジメチコン、ジメチコン、ポリシリコーン、コポリマーなどです。
我が家にあった5種類ほどの整髪用スプレーやらクリームやらの成分を見ると、、、入ってましたよ。ちょっと名前が変化しているものなど(ジメチコンコポリオールやポリアクリルアミドなど)すべてのものに配合されていました。スプレーなどしたら必ず乾いてから名前を書きましょう。
固形石けん、スティックのり、チョークを塗った上に油性ペンで名前を書く。
これも原理はヘアスプレーと同じですね。コーティングすることで染みこませないようにする方法です。
それから、書く面を水で濡らしてから油性ペンで書くという方法。
これは、にじむのはペンのインクが染みこむからなので、その染みこむ余地を水で満たしてそれ以上染みこませなくしようという方法。
上履きに霧吹きなどで水を吹きかけてから油性ペンで書きましょう。あまり水が多いようでしたら、軽くふき取ってからにして下さい。
まとめ
幼稚園が決まると、入園準備も始まりあわただしいですね。購入して揃えたりするものに名前を書くのもひと仕事ですが、お子さんに楽しく通ってもらうためにももうひと頑張りです。持ち物に名前を書くのも本人ですとまだ難しいので、大人が書いてあげるのがよいでしょう。持ち物の中でも上履きは油性ペンで書いたほうがよいですが、その中でも布地用のペンを選ぶとよいでしょう。書く場所は園からの指定がない場合は、靴箱に入れたときに誰の上履きかわかるように、かかとの後ろ側から見える部分とお友達や先生に見えるように足の甲の部分が一般的です。書き方はお友達や先輩ママに聞いてみてもよいですが、分かりやすいことを優先してください。油性ペンでもにじんでしまう事がありますので、ヘアスプレーやスティックのりで保護面を作ってから書いたり、水で濡らしてにじむ隙間をなくしてから書いたり工夫してみましょう。お子さんも自分の持ち物を管理する第一歩になりますので、しっかり応援してあげましょうね。