立春を過ぎると、そろそろお雛様を飾る季節を迎えますね。毎年、お雛様を出したり仕舞ったりする
立春を過ぎると、そろそろお雛様を飾る季節を迎えますね。毎年、お雛様を出したり仕舞ったりすることが時節の節目ごととして、季節感を感じることができます。
ただ、最近の住宅事情を考えると、お雛様の収納もけっこう難しくなってきました。お雛様をダンボールなどに収納していませんか。
機密性のある建物は計画換気を行なうことで大変快適に過ごせるのですが、納戸などは換気が行き届かなかったりして、カビが生えやすくなります。特にマンションは湿気の逃げ場を確保しにくいため、注意が必要です。
ことが時節の節目ごととして、季節感を感じることができます。ただ、最近の住宅事情を考えると、お雛様の収納もけっこう難しくなってきました。機密性のある建物は計画換気を行なうことで大変快適に過ごせるのですが、納戸などは換気が行き届かなかったりして、カビが生えやすくなります。特にマンションは湿気の逃げ場を確保しにくいため、注意が必要です。
お雛様の収納にダンボールを使うのはNG?
皆さんはお雛様を購入した時のダンボールの箱にお雛様を収納していますか?ダンボールは軽くて丈夫なので取り扱いに便利ですよね。
ただ、ダンボールに収納して数年後、箱にカビが生えてしまったという例もあるようです。現代の住宅のように機密性がある部屋の中で換気が適切に行なわれていないところに長い間置いたままの状態にしていると、カビの温床になってしまうのです。
外と室内の気温差が大きくなる季節に室内の水蒸気が逃げ場のない状態になると、紙であるダンボールはその水分を吸収してしまいます。そして、箱の外側にカビが生えてしまうのです。
また、窓を開けて換気する場合、梅雨時などですと外の湿度は70~80%になっていたりしますので、そのような時に長時間窓を開けていると、部屋の中に湿気が入ってきますので注意してください。
室内の湿度は30~40%に保つことでカビが抑えられるといいます。
ダンボールの収納はカビが生える!?
私の家もお雛様の収納には購入したときのダンボールを使っています。置いてある場所は子ども部屋の天井に近い棚です。扉がついてないので、箱が見えてます。
実は我が家のお雛様の入っているダンボール箱はカビが生えていません。かび臭くもないです。つまり、ダンボールでもカビが生えない場合があるのです。
もうお分かりだと思いますが、戸のついている納戸に仕舞いこまず、部屋の中で、扉のついていない棚に置いていること。その部屋は普通に換気が行なわれているので、結露もしにくくなっていること。これらが、カビの生えない原因です。
よくカメラの収納も出しっぱなしが良いといわれます。仕舞いこむとレンズにカビが生えてしまうというのです。
ダンボールは軽くて使いやすいですから、もし、使い続けるのでしたら、小まめに換気したり、時々中のお雛様を出して箱も一緒に陰干しをするとよいでしょう。それから、カビの温床になるもとは汚れなので、掃除も大事です。
ただ、一度湿気を吸収してしまったダンボールは交換した方がよいですね。ダンボールはリサイクルもできますので、定期的に交換するのもありかもしれません。
収納にダンボールを使わず代わりになるものは?
ダンボールの代りになるお雛様の収納にはどんなものがあるでしょうか。ダンボールの代わりというよりもお雛様を保管しておくための収納箱があります。
それは、着物などを収納しておくものと同じ桐の箱です。桐という木材の性質には、防湿効果、.抗菌効果(ノミ、ダニがつき難い)、保温効果、腐食に強い(タンニンによる)、難燃性(他の木材に比べて、着火点、発火点が高い)が上げられます。
この中で最初にあげた防湿効果というのが、着物などの衣類や絹を使っているお雛様の収納に向く一番の理由になります。
価格は1万円以上になりますが、一生ものですし、安心してお雛様を預けられますね。
次に、上げられるのはプラスティックの衣装箱です。プラスティックの衣装箱ですと紙と違って水を通さないので、箱の外側にカビが生えることはありませんが、温度の変化が大きいとケースの内側が結露しカビが生えることがあります。
これを防止するには、除湿剤を入れて小まめに交換する必要があります。衣装ケースの価格は1000円前後からあります。
お雛様収納ダンボールまとめ
お雛様の収納はどうしていますか?一年ぶりに開けてみたらカビが生えていたなんて困りますよね。最近の機密性住宅は外気温度との差で起きる室内の水蒸気を計画的に換気することで快適な暮らしが出来るような仕組みになっていますが、換気の行き届かない納戸などは外気温との差で結露し、カビが起きやすくなっています。
そのような場所でお雛様を収納する場合は、着物を仕舞うためにも最適な桐の箱が向いています。また、ダンボール箱を使用する場合は湿気を吸収しやすいので、数年に一度は交換するとよいでしょう。
プラスティッケースを使用する場合は結露によるカビの発生を防ぐためにたまに蓋を開けて風を通し、除湿剤を入れて小まめに交換するようにしましょう。