近年の台風の多さ、被害の甚大さに驚かされる昨今ですが、こんな時火災保険のありがたさを感じた人も多いのではないでしょうか。
わが家も台風による被害で保険金の支払いを受けました。ただ、火災保険で被害部分の修理代金の全額が出ないこともあります。
そして、契約時にあまり気に留めていなかった費用保険とは?我が家の経験した保険金受取りをご紹介しますね。
台風の保険金の支払いがありました!
台風が過ぎて一夜明けると、吹き飛ばされていたわが家の庭の通路にあった木戸。家本体ではありませんでしたが、この木戸がないことで、防犯上大変不安でいったいどうしたらよいかと思っていました。
そして、ふと、火災保険の契約時に保険会社の人が風災の話をしていたことを思い出して、だめ元で問い合わせてみたところ、適用になりそうと教えていただき、一気に申請となったのです。
こちらがその時の記事です。→台風でフェンス破損!保険で直せる?保険請求の流れうちの場合
保険会社へ連絡してから、写真や工事見積書を揃えて、保険会社へ保険金請求書を送るまでに2週間かかり、そこから、保険金が振り込まれるまで3週間近くかかりました。
災害で保険会社への問い合わせが集中した時期の割には早い対応だったと思います。
台風などの被害で保険会社へ保険金を請求する場合、被害部分を直すための見積書を保険会社に提出しなくてはなりません。災害が集中した場合、見積もりをとる業者も混み合います。
そして、いざ工事依頼となると、施工業者も台風後は手が足りない状態で、さらに時間がかかってしまうことは明らかです。特に大手のハウスメーカーやリフォーム会社などへの依頼が多く、工事まで数ヶ月もかかる場合もあるとか。
ですから、家本体ではなく、フェンスや木戸など、暮らすのにそれほど支障がない被害の場合は多少後回しにされても仕方ないなあと思っていました。
がしかし、わが家の家を建てた建築やさんは、大手ではないため?見積もり割とすぐに来てもらい、おかげで申請も早く出来ました。
火災保険は全額でない時もある?
さて、申請から3週間ほどで、保険会社から保険金お支払いのご案内が届きました。
そして、損害保険金額をよく見ると、建築会社が見積もった金額より少ないのです。実際の総額は差し控えますが、見積もりより1万5000円くらい少ない!
わが家は築15年ほどで台風で飛ばされた木戸も家の新築時に作ったものです。多分、経年の傷みなども計算されたのでしょうか。
台風のあとに建築やさんが出してくれた見積もりの項目は材料費、施工費、撤去費、処分費というものでした。
ちょうど処分費の金額がマイナス分と同じくらいでしたので、この分は出ないのかな?それとも、保険会社の独自の算出方法によるものなのか、こればかりはこちらにはわかりません。
ただ、損害保険金額のほかに2つの項目の保険金が支払われていました。
火災保険の費用保険金とは
損害保険金のほかに支払われていたのは、費用保険金というものです。
まったく聞き覚えのないこの言葉に保険証書と一緒に保管されていた補償内容一覧を見てみると。。。ありました。
損害保険金(事故の種類)の横に補償される費用保険金等という項目があり、臨時費用保険金、残存物片づけ費用保険金、失火見舞費用保険金、修理付帯費用保険金、特別費用保険金、損害防止費用保険金とありました。
そして、我が家に来た支払い保険金の内訳にも損害保険金のほかに臨時費用保険金と残存物片づけ費用保険金が入っていました!
また、嬉しいことに損害保険金だけだとマイナスになっていた分以上に2万円近く振り込み金額がプラスになっていました。
臨時費用保険金というのは損害保険金が支払われる時に損害保険金の10%~30%でいただけるものとのことで、わが家の台風で壊れた木戸にも10%で支払われていました。
そして、補償される費用保険の項目を見ていて、わが家とは関係のないケースで気になったのは、失火見舞費用保険金、損害防止費用保険金というもの。
失火見舞費用保険金は火事で自分の家が火元になった場合で第三者の所有物に対する損害への見舞金として支払われるそうです。
保険会社や保険内容によって、保険金の何%かを上限にして被害のあった世帯分支払われるそうです。四方家に囲まれていれば4軒にご迷惑掛けてしまうことありえるので、少しでもお渡しできるお金が出ることはありがたいかもしれません。
もう一つの興味深い費用保険金は損害防止費用保険金です。
たとえば、火災時に消火器などを使用して火の回りを最小限に努めたなどの場合、使った消火器の分を補償してくれるというものですが、これって要りますかね?まあ、消火器を使用したから、新しいものを買い足さなくてはならないので、あってもいいのかな?
台風火災保険金支払いまとめ
台風で家屋や敷地内の付属物が被害を受けた時には火災保険の適用を受けることが出来ます。どの部分で適用されるかは保険会社に直接聞いてみることが早道です。実際、支払われてみると、損害保険金のほかに費用保険金という見舞金のような保険金も支払われることがあります。
この費用保険金は火災保険に自動的に付いているものと契約時に選べるものとあります。
いつ受けるか分からない自然災害、一度お家の火災保険内容を確認しておくと、安心かもしれません。