ヨガで必ずやるポーズであぐらのポーズがあります。このポーズは簡単なようですが、膝が床につかないのが気になっている人もいるようです。
また、左右差がある人も見かけます。そして、ひとくちにあぐらと言っても種類がいくつかあります。今回はあぐらで膝が浮く原因やあぐらの種類についてもご紹介しますね。
ヨガのあぐらで膝がつかないのは?
最近、ヨガ人口が益々増えていますね。
私の周りでもヨガを習っている人が本当に多いです。
レッスンに行っている時には他の生徒さんも大勢いるし、先生も次のレッスンの準備で忙しそうだったりすると、分からないことがなかなか聞けなかったりしますよね。ちょっとした疑問程度だったりすると後で自分で調べようかなって思ったりして。。。
そんなちょっとした疑問の中にどうして私はあぐらの時に足が浮いてしまって床に膝がつかないのかしらっていうことありませんか。
これは他の人や先生のポーズを見比べてしまった時に気が付きやすいです。そして、一度自分は出来ていない?と思ってしまうと気になって仕方ありませんよね?私がそうでした。
でも、特に先生から注意されたりはなかったです。
それは個々の体の固さはそれぞれなので、自分のできる範囲であぐら座りをすればいいので無理に膝をつけなくてはいけないわけではないからです。
でも、どうしてそうなるのかといえば、股関節と太ももの裏側の筋肉が硬いからというのも答の一つになります。
でも、あぐらの座り方はそれぞれでよいのですが、膝が床につかないのは股関節が固い、太ももの裏側が固いというのがその理由だとしたら、ちょっと考えてしまいませんか。
なぜなら、太ももの裏側や股関節が固いというのはケガをしやすかったり、疲れが出やすいなどのデメリットがあります。柔らかくしておくに越したことはありませんよね。
ヨガのあぐらで左右差がある人の対処法
また、あぐらをかくときに右は床のほうに足が倒れるのに左は浮いてしまう、または逆の場合というように左右で差がある人もいると思います。
その場合は、あぐらをかいたときの形も悪いですが、何よりも体のバランスが悪くなっていることがあります。
体のバランスがよくないというのは、体の中でどこかが負担を多く負ってしまっています。原因には片方の足首が硬くなっていたり、かま足になっているということがあります。
あぐらをするときは片方づつ行い、曲げた足の足首がかま足(バナナ足)にならないようにします。決して両手で無理に押し下げないようにしましょう。
左右差の原因は生活習慣や体のクセによるところも多いので体をバランス良く動かす運動
をするのも効果があります。
ヨガのあぐらの種類で無理のないポーズを選ぶ
ヨガの座り方にはいくつかの種類があります。
まずよく目にするのが結跏趺坐けっかふざ (パドゥマ・アーサナ)
両足の甲をそれぞれ反対のももの上にのせて押さえる形の座り方で、座禅の時の座り方です。蓮華座ともいい、お釈迦様もこの座り方です。
また、この座り方で左右の足を完全に交差させないで、片方の足だけを他方の腿の上にあげる座法を半跏趺坐はんかふざ(バッドゥラ・アーサナ)といいます。
結跏趺坐けっかふざが難しい場合は、半跏趺坐はんかふざにします。無理をして途中でヨガに集中できなくなるよりも無理のない態勢で行なう方がよいです。
上のような高度な座り方でなくてもいわゆるあぐらのような座り方もあります。その名のとおり安楽座(スカアーサナ)です。
呼吸法や瞑想を行なったり、指導者の方からお話を伺ったりわりと長い間同じ姿勢を保ちます。窮屈に感じない、痛みのない安定したところを探って姿勢を決めましょう。
また、足を開くという姿勢自体股関節がきつい場合は、金剛座(ヴァジラ・アーサナ)でもかまいません。金剛座は正座のことです。正座で膝が辛い人は両足の間にヨガ用のブロックをはさんでその上に座ると負担が減ります。
このようにヨガの座り方はいくつかの種類がありますので、自分にとって無理のない座り方を選びましょう。
ヨガのあぐら膝がつかないまとめ
ヨガのポーズのあぐらで膝が付かない場合についての記事はいかがでしたでしょうか。ヨガは本来、ポーズを通して体の声を聞くという精神面に重きをおいた運動です。
膝がつかないという自身の体の様子を知った上で、原因や体の使い方を探ったりすることができるところがヨガの良いところです。
座り方も色々ありますので、試してみながら自分に合った形を見つけてください。