年が明けるとあっという間にやってくるバレンタインデー。
本命さんに渡すチョコや家族や友達用、そして最近は自分へのご褒美チョコまであるようで、皆さんなんだかんだ言ってもチョコが好きですよね?
その中でも結構歴史も古く、重要なポジション?を占めているのが「義理チョコ」。
恋愛感情を抱いている意中の男性に女性からチョコレートを贈って思いを伝えるという本来の意味とは別のもので、その名のとおりお義理でお渡ししているチョコです。
この義理チョコについて、あげているほうの女性からの意見を中心に取り上げてみましょう。
バレンタインの義理チョコをあげる?あげない?
職場などでバレンタインチョコを上げている人はその理由に
日頃の感謝の気持ち。
円滑なコミュニケーションを図る目的。
社内が和やかな雰囲気になる。
イベントの一つ。
あげたり、もらったりが楽しい。
などがあげてます。
また、あげない、あげたくない人のその理由は、
購入したり、渡したりするのが面倒くさい。
仕事には関係ない。
金銭的に負担を感じる。
相手のお返しの負担が申し訳ない。
などがあります。
これを見て感じることは、あげたい人の気持ちは、社内の人間関係がとてもうまくいっていて、自然とバレンタインの機会にお礼とか感謝の気持ちを表したいと心から思っている場合の自然な気持ちの表れですが、イベントの一つだからとか、やりとりが楽しいとかは、人それぞれなので、仕事ではないのだから、苦手な人にとっては苦痛ですよね。
そして、あげない、またはあげたくない人は、面倒くさいの一言!
バレンタインのチョコ選びって、けっこう大変です。何人かで購入する場合は予算を決めて(一人当たりいくらになるか)その価格に見合ったものを代表で誰かが買いに行き、どれにしようか迷い(見た目、大きさ、味etc)渡すときもなるべく14日か14日後の早めになるよう、相手のスケジュールを気にして。
終われば今度は、分担金のお金の徴収をして、やっとひと段落です。このような品物選びや買い物が好きな人にとっては、普段からもリサーチしていたり、相場観もあるのであまり負担にならないようですが、そうでない人にとっては、大仕事になってしまいます。
そして、もう一つ結構深刻なのは、金銭的負担が重いというもの。
これには、もともとの人間関係上の嫌気や仕事にこのようなイベントを持ち込んでお金までだしたくないというものから、職場の女性の数と男性の数の比率から女性側に大きい負担が来るといったものや、女性が派遣社員などで正社員の人たちと待遇も違っているのに、負担が重過ぎるといったものまであります。
バレンタインの義理チョコを職場でやめたい人の本音は?
百歩譲って、コミュニケーションを図るために、日頃の感謝のためにとせっせとチョコを買ってきて、男性陣の出勤時を見計らって、チョコを配ったとしても、
相手の男性もお返しを面倒くさいと思っている節がある。
お返しを忘れられた。
あげたものに対して、お返しの金額がだいぶ違う(低い)
感謝の気持ちがあまり感じられない(ああ、義理ねっという)
なかなか渡せない人に仕方なく人づてに渡してもらったが、お礼もない(そういう人はほぼお返しもない)
中には、受け取り拒否も!
つまり、もらう側の男性も女性側と同じようにお返しを買うのが面倒くさかったり、金銭的に負担だったり、挙句はあまり感謝もしてないし、迷惑してる?
こんな思いまでしてバレンタインデーにチョコを配る意味があるの?!こんな悲鳴が聞こえてきます。
バレンタインの義理チョコの最近の事情は?
2017年のバレンタインデーの頃に、ある情報会社が行なったバレンタインデーの実態調査によると、最近の職場でのバレンタインデー禁止令について このような社内規則に賛成すると答えた人が男女合わせて約7割いたとのことです。その中の人たちで、あげたり、返したりするのが面倒だと思っている人が約半数でした。
最近では、職場での年賀状、お歳暮、お中元などの虚礼廃止と同様にバレンタインの義理チョコ配りを禁止している会社も増えてきています。
私の夫の会社もかれこれ10年位前から禁止令が出て、一切持ち帰らなくなりました。おかげで私に対してのチョコレートほしいアピールが毎年すごい(汗)
私自身の職場では、以前からの慣例でやっていましたが、やはり、お返しをすっぽり忘れられたこともあり、(男性の異動の多い職場で、マメな人がいるときはきちんとお返しが来るのですが)だんだんお互い負担だから、来年はやめようと言い(女性だけで言っている)次の年にまたなし崩しに買い物に出かける繰り返し。こうなると会社で禁止して~と他力になってしまいます。
ただ、アンケートを見るとお互いやめたほうがよいと思っている人が大分いるとわかったので、今年はすっぱりやめるか、ご自由にお取りください式のお菓子を籠に入れてお茶の時間に男女関わらず食べてもらうにしてみるのもよいのでは?普段のお茶菓子の延長でこの日だけはハートの一口チョコを混ぜておけば、季節感も感じながら、コミュニケーションのきっかけにもなるのではないでしょうか。
まとめ
毎年やってくるバレンタインデー。愛の告白以外にも大活躍のチョコレートですが、その中でも義理チョコについては、あげる人ももらう人も負担に思っている人が、意外と多いことが情報会社のアンケートでも分かっています。
最近では、会社単位でバレンタインデーを禁止しているところもあります。日頃の感謝の気持ちや円滑なコミュニケーションを図ることは大事なことですが、それが、精神的にも金銭的にも苦痛になってしまったら、本末転倒です。すっぱりやめてしまうのが、無理でしたら、バレンタインデーの日は普段のお茶菓子をちょっぴりバレンタイン仕様にして、男女関係なく皆でいただけるようにしてはいかがでしょうか。