鎌倉は関東地方ですが、紅葉の見頃の時期っていつ頃なんでしょうか。せっかくだったら、一番きれいな時に訪れたいと思いますよね。
そして、駅を降りたらすぐに見れる駅近の紅葉スポットもありますよ。
また、鎌倉で紅葉をライトアップしているところなど、お伝えしますね。
鎌倉の紅葉の時期っていつ頃?
鎌倉の紅葉はだいたいいつ頃くらいからでしょうか。
場所にもよりますが、例年で11月の中旬から12月中旬の間くらいと言われています。
鎌倉は温暖な気候なため、紅葉は遅めと言われていますが、その年によっても変わってくるようですよ。
また、鎌倉は海辺の町ということもあり、その年の台風などで潮風を大量に浴びたりすると、葉が枯れてしまって紅葉は見れなくなる場合もあります。
毎年、気象庁が9月末頃に紅葉の見ごろ予報を発表していますが、その基準にはその年の9月の平均気温の高低が関わっています。
一般的に気温が低いと紅葉は早まり、気温が高いと遅くなると言われています。
そして、美しい紅葉の決め手となる環境はというと、
日中のお天気がよいこと、適度な雨や水分があること、昼間と夜間の寒暖さがあることがあげられます。
9月の気温が低めで上のような条件が整うと、長く美しい紅葉時期を味わうことが出来るということになるらしいですよ。
ただ、関東地方だけを例にとってもここ50年くらいで、紅葉開始日というのは少しずつ遅い方にずれてきているというのが現状のようです。
さて、鎌倉の中でも場所によって多少の早さ、遅さに差があるようですが、中でも鎌倉の奥座敷と呼ばれる紅葉ヶ谷や獅子舞は他の場所よりもやや遅めの紅葉になります。
紅葉というのは日照も影響されますが、日に当たりすぎて乾燥しても葉が色づく前に枯れてしまいます。
適度な水分が必要なため、美しい紅葉の木々が川のそばや渓谷のある山あいに多いのもそのためです。
鎌倉の紅葉、駅近で見れるところは?
駅から近い紅葉というと、まず北鎌倉駅を降りて2分のところに北条時宗が開いた禅宗の寺、円覚寺があります。
とても大きい寺院ですので、さまざまな紅葉を奥行きのある境内で見ることができます。
大変見ごたえのあるお寺ですので、滞在時間をたっぷりとって、紅葉浴を満喫してもよいですね。
円覚寺の境内には、「安寧」(あんねい)という店名の甘味喫茶があります。平日の水・木・金だけの営業ですが、ここにはお庭を見ながらお茶が飲める席もありますよ。
さて、円覚寺を出て、5分~7分ぐらいのところに東慶寺、明月院、浄智寺があります。こちらのお寺もそれぞれの趣で紅葉を楽しむことが出来ます。
そして、もう少し歩くと(円覚寺からは1キロメートルくらい)建長寺にたどり着きます。
ここも円覚寺なみに大きな寺院ですが、お庭の様子は建長寺の方が素朴な自然味のあふれた趣です。
次の駅近の紅葉は、江ノ電の長谷駅下車5分の長谷寺、長谷観音像のある寺院です。
こちらは山の高さを利用して造りこまれたお庭で計算された美しさについ長居をしてしまうお寺です。
四季折々の花も多く西方の極楽浄土との名もついているくらい、鎌倉ならではのあじさいもたっぷり見ることが出来ます。
ここの見晴台からは海と町が同時に見渡せます。
そして、もみじやいちょうが高低差のある地形を生かしてドラマティックな姿を見せてくれます。
最後に鎌倉駅から一番近い?紅葉のスポットをご紹介しましょう。
それは大町にある日蓮宗のお寺、妙本寺です。
鎌倉駅から歩いて10分はかかるギリギリ駅近と言えるでしょうか。
山に面した谷戸にあるため、深い木々に囲まれたしっとりとした雰囲気のあるお寺です。
山門の辺りに紅葉があり、それが参道へ続き、そしてハイキングコースへの木々へと連なり様子は壮大さを感じることが出来ます。
このお寺の持つ、鎌倉最大級の木造仏堂祖師堂も見ごたえがあります。
鎌倉 紅葉のライトアップされているところは?
前章でご紹介した長谷寺、実は、紅葉のピーク時には毎年だいたい11月下旬から12月上旬に、紅葉のライトアップが行なわれているんですね。
昼間と違った趣を味わえるため、とても好評だそうです。
もし、こちらのライトアップをお目当てに鎌倉を訪れるとしたら、ほかの見どころをまわった後、午後3時過ぎあたりに長谷寺に入れば、境内を見学後にライトアップを見ることができます。
ちょうどお夕飯時でお腹が心配な人は早めの夕食か遅めのランチで調整を!
そんな時は特別一杯のワインか日本酒もいいですね。
夕方のお出かけはわくわくしますが、足元には十分注意をしてください。
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まとめ
鎌倉の紅葉とその時期、駅から近くて見れるスポット、そして、ライトアップをしているお寺についてご紹介しました。紅葉は自然現象ですので、色々な条件が重なり合っての作品です。なかなか人間の思うようには行きませんが、それもひとつの醍醐味と思いましょう。科学の進歩で紅葉予報が出たり、より美しく見せる演出が施されたりですが、平安の頃からすでにあったという紅葉狩りという習慣を考えると、人の気持ちはかわらないものなんだなとつくづく思いました。