春の便りも届く頃、そろそろ歓送迎会の季節ですね。転勤や退職に伴って、今回初めて司会を任されてどのような順番で進行していこうか悩んでませんか。乾杯の音頭を誰にお願いするのが最適か、締めの挨拶にはどのような役職の方が一般的なのか、ご紹介していきますね。
歓送迎会で司会!順番はどのような流れで?
歓送迎会などでは基本的な司会進行の順番があるのでまずはその土台のになる式次第を見ていきましょう。
1.開会の言葉
2.代表者の挨拶
3.乾杯
4.転入社員の挨拶
5.上司の挨拶(転出社員へのはなむけの言葉)
6.記念品贈呈・花束贈呈
7.転出社員の挨拶
8.閉会の言葉
9.締めの挨拶
10.事務連絡
このような流れになりますが、多少の省略がある場合もあります。
歓送迎会の挨拶や乾杯は誰にやってもらう?
ではさらに、具体的に誰がそのステージで行動するかを詳しく書いていきますね。
1.開会の言葉・・・・司会者
2.代表者の挨拶・・・歓送迎会でナンバー1の役職の上司
3.乾杯・・・・・・・歓送迎会でナンバー3
4.転入社員の挨拶・・転入社員
5.上司の挨拶(転出社員へのはなむけの言葉)・・・・転出社員の上司
6.花束贈呈・・・・・親しくしていた同僚や部下、または若い女性
記念品贈呈・・・・歓送迎会でナンバー1の役職の上司
7.転出社員の挨拶・・転出社員
8.終わりの挨拶・・・歓送迎会でナンバー2
9.閉会の言葉・・・・司会者
10.事務連絡・・・・・司会者
*転入社員が複数いる場合は年長者から順番にします。同列の場合はアイウエオ順にすると良いでしょう。
*ご挨拶をいただく方には5分前くらいにお知らせをしましょう。
*花束や記念品は渡す時間が近づいたらステージのそばへ移し、渡してもらう方にはあらかじめ順番を打ち合わせておきましょう。送別される方が複数いる場合、花束を渡す時にまごつき、間が空いてしまうことがよくあります。
そして、実際司会者がどのような言葉で会を誘導していくかを見ていきましょう。
1.開会の言葉
本日はお集まり戴き有難うございます。
ただ今から○○さん(○○部長など)の送迎会及び△△さん(△△課長など)の歓迎会をはじめます。私司会進行を勤めさせていただきます●●事業部▲▲課の□□と申します。
*人の名前や役職名などは必ずメモをしておきましょう。
2.代表者の挨拶
まずはじめに、◯◯事業部長より、ご挨拶をいただきます。事業部長よろしくお願いします。
挨拶が終わったら、◯◯事業部長ありございました。
3.乾杯
それでは乾杯の音頭を○○課長にお願いしたいと思います。皆さんグラスのご用意をお願いします。
乾杯が終わったら
後ほど、新しく着任された方のご挨拶をいただきます。それまで、ごゆっくりとご歓談くださいませ。
4.転入社員の挨拶
大変お待たせいたしました。これよりこの度こちらの職場にお迎えしました方からのご挨拶をいただきたいと思います。
△△さん(△△課長)です。△△さん(課長)は○○部からお越しいただきました。
どうぞお願いします
挨拶が終わったら、△△さんありがとうございました。
5.上司の挨拶(転出社員へのはなむけの言葉)
続きまして、このたび○○事業部に転任されます○○さんに、△△部長からお言葉をお願いいたします。
挨拶が終わったら、△△部長ありがとうございました。
6.記念品贈呈
花束贈呈
これより、記念品と花束の贈呈を行ないます。
*写真撮影の誘導
尚、写真撮影をされる方は、どうぞ前のほうまでお越しください。
7.転出社員の挨拶
それでは職場からお送りする方からのご挨拶をいただきたいと思います。
○○さんです。○○部長(さん)はこの4月から私たちの職場から○○事業部に転任されます。
ではお願いします。
挨拶が終わったら、○○さんありがとうございました。
8.終わりの挨拶
宴たけなわではございますが、そろそろお時間となりましたので、締めの挨拶を○○部長にお願いしたいと思います。○○部長よろしくお願いします。
*もし習慣があればこの挨拶の後に手締めも行ないます。
挨拶、手締めが終わったら、○○部長ありがとうございました。
9.閉会の言葉
本日はお忙しい中をお集りいただきましてまことにありがとうございました。これにて歓送迎会をお開きとさせて頂きます。
10.事務連絡
それでは皆様、お忘れ物などされませんようお帰りください。
尚、二次会に○○を予約してありますので是非ご参加くださいますようお願いいたします。
歓送迎会の締めの挨拶について
歓送迎会やその他の社内の行事はそれぞれ社風があり、代々の慣習が受け継がれている場合もあるので、初めて進行を任された時にはまずは先輩に聞いてみることをお勧めします。簡略化した歓送迎会の場合は終わりの言葉を上司にお願いすることがない場合や、手締めを行なわない場合があります。そういったときは、乾杯の音頭を取る方がナンバー2の方にスライドしたりします。このほか、会の中盤に中締めを行なう場合もあります。中締めは宴会の中ほどでけじめをつけるために行なうもので、途中退席したい人への配慮でもあるといわれています。ですので、中締めの後も少しの時間おしゃべりや食事を楽しんだりすることが出来ます。実際、中締めの後に、司会者から、ひと言、まだまだ、お酒も料理も十分ありますのでお時間のある方はある最後までご歓談をお楽しみください。と声をかけるとよいでしょう。
まとめ
会社勤めの方は春が近くなると、歓送迎会の季節ですね。、司会進行の役目を仰せつかることもあると思います。挨拶をしていただく順番や乾杯の音頭を誰にしてもらうかなどのしきたりは会社に寄っても慣習が異なる場合がありますので、引き受けたらまずは経験者に聞きましょう。
一般的に、最初に挨拶をいただく方は会で一番役職の上の方、最後の挨拶は二番目の方、乾杯は三番目の方です。記念品の贈呈は会で一番役職の上の方、花束などは送別される方が親しくしていた同僚や部下、若い女性にお願いしましょう。進行がスムーズに行くようにシミュレーションは何度もしておいた方がよいですね。一度でも経験しておくと次の時にはきっと板についてくるはず!頑張ってくださいね。