新居に引っ越されてから、知人や友人、身内の方などから引越し祝いをいただくこともあると思います。新しいおうちへの引越しにわくわくする反面、やらなくてはならない事務手続きや慣れない日常生活、ご近所へのご挨拶などで気苦労も多くまりますよね。
私自身は引っ越したばかりの頃、新しい家具などの荷物が来るため、なかなか家を空けられず、役所への事務手続きが後回しになってしまって焦りました。優先順位を決めてもう少し効率的にやればよかったと後になって思ったものです。
さて、お引越しをされて身内の方やお知り合いの方に通知などを出された後、お引越しのお祝いをいただくこともあると思います。身内の方などは早くからご存知の場合、いただくのも早々だったり。。。会社の方やご友人ですと、連名でいただいたり、色々ですよね。では、引越し祝いのお返しの品物って、どんなものがよいのでしょうか。どの熨斗を付けたらいいかや金額などの目安をご紹介しますね。
引越し祝いのお返しの品物は?
引越しをした際の転居の通知を出すときの文面に”お近くへいらした際はどうぞお寄りください。”と入れますが、これは社交辞令というもので、最近は突然約束もなく他人の家を訊ねることは少ないですよね。
ですので、お祝いを下さった方に一度新居のお披露目を兼ねてご招待をし、おもてなしをするのがよいのではないでしょうか。
ご招待となるとある程度家の中が片付いてひと段落した頃になると思いますので、一度お祝いのお礼をしてから後日ご招待の旨を伝えましょう。
ご招待した方たちがいらっしゃる時にはすでにお祝いはいただいているので、手ぶらでいらしていただいてよいのですが、何かお菓子のようなものを持ってきてくださる方もいるかもしれません。その場合はありがたくいただきましょう。
こちらからのお返しはおもてなしをして、楽しく過ごしていただくこと、お見せできる範囲でお家の中をご案内するのも良いですね。
お帰りの際は、荷物にならない気の利いたお菓子などをお土産に持って帰っていただきましょう。ご招待は、大変かもしれませんが、身内の方、会社関係、気の置けない友人と分けて行なうのがお客様にとっては行き届いてベストですが、そう何度もお披露目会を開くのは無理なようでしたら、ご親戚は次のお正月に来ていただいたり、ご友人は合同にするなど、工夫すると良いですね。
ただ、どうしてもご招待が無理な場合もあります。そのような時は、品物でのお返しをしましょう。
引越し祝いはもともと家を建てた時の新築祝いで、家という人の住む入れ物が出来たことの記念ということから、”入れ物、容器”をお返しにするのが良いと言われていました。
ただ、今では、そのようなものにこだわらず、相手の方が喜んでいただけそうなものをお贈りするのが良いとされています。そういう意味ではカタログギフトなどもありでしょう。カタログギフトを贈る場合もまずはお祝いをいただいたお礼を差し上げてください。
引越し祝いのお返しの熨斗紙は?
お引越し祝いのお礼で家にお招きをし、おもてなしをした後、お帰りになる時のお土産の品に熨斗を付けるとしたら内祝いの熨斗になると思います。が、親しい間柄でしたら、熨斗を付けなくても”お祝いをいただいたり訪問してくれたお礼を直接述べながら、お渡しするのも良いでしょう。
ご親戚や会社の方の場合は、その日にはいらしていないその方のご家族へのご挨拶にもなるので、きちんと内祝いの熨斗のついた品物を持ち帰っていただくのがよいと思います。
引越し祝いのお返しの金額は?
お返しの品物の金額については、おうちへご招待した方たちの場合、ご招待とおもてなし自体がお返しになっていますので、それプラスお帰りの時にちょっとしたものを内祝いとして差し上げることになります。
お持ち帰りの品物と金額はいらした方皆さん同じもので同額がよいでしょう。金額的にはいただいているものにも寄りますが、1/3~1/4くらいでセレクトし、高額でお祝いをいただいている方には、別便でも送りましょう。
半返しが一般的ですが、ご親戚の方で、大きな金額を包んでくださった場合、半分を返してしまうとご好意を無にしたことにもなりかねません。
たとえば、私の叔母は(父親の一番下の妹)私のことを何かにつけて、気にかけてくれて、新築をしたときも10万円をいただきました。
この時は、遠方のため、家には呼べませんでしたので、高級な果物をお返しに送りました。
金額は1万~2万の間くらいだったと思います。その後にいただいたお金でリビングセットの横に置く一人がけソファを購入し、改めてお礼の手紙をソファの写真つきで送りました。
引越し祝いのお返し品物まとめ
新居へのお引越しは、楽しみでもあり、煩雑な手続きや慣れない住環境などで気疲れも多いことと思います。転居のお知らせを送付してからは、知人やご親戚から、引越し祝いをいただくこともあると思います。
一番のお返しは新居に招いておもてなしをすることです。お帰りの際にはお菓子などの内祝いをお持ち帰りいただきましょう。金額は半返しが一般的ですので、おもてなしのお料理と内祝いでいただいた分の約半分となります。
その日にいらしてくれた方たちが皆さん同じ金額とは限りませんので、大体真ん中をとってで構いません。よほど高額をいただいた場合のみ、別便で総額で半返しになるように品物を送りましょう。日頃目にかけてくださっているご親戚などの場合、半返しですと、好意を無にすることになりかねない場合もあります。
そういった場合は半返しにこだわることなく、長く使えるもので気に入ったものを購入し、お礼とちょっとした季節の食べ物を贈ることでもよいのではないでしょうか。