最近日本でも体験者が増え続けているヨガですが、頭痛などの症状には効果があるのでしょうか。おすすめのポーズがあるとしたら、どんなものがよいのでしょうか。
ヨガで頭痛が少しでも和らぐとしたら、ぜひ試してみたいですよね。
ヨガの頭痛への効果について、注意点なども含めて、お伝えしたいと思います。
ヨガは頭痛に効果はあるの?
まずはそもそもの頭痛の原因について先に整理しますね。
頭痛には、だいたい次の3つの種類に分けられます。
緊張型頭痛
片頭痛
群発頭痛
それぞれについて、簡単に説明すると
緊張型頭痛は、精神的なストレスの影響や長時間同じ姿勢を続けたことによる血行不良が原因で首や頭の筋肉が緊張して起こる頭痛です。血流が滞ると酸素や栄養分の供給が不十分となるいわゆる肩こりなどからの頭痛も同じ部類に入ります。
次に片頭痛についてですが、原因はあきらかではありません。頭蓋骨内の血管がストレスや疲労によって拡張して炎症が起きることで痛みを引き起こすものだといわれています。この片頭痛は女性に多いそうなんですね。ですので、女性ホルモンが関係しているのではとも考えられているようです。
そして最後の群発頭痛は男性に多い症例の少ない頭痛の種類で、目の後ろの内頚動脈が広がって痛みが出るもので、体内時計が関わっているといわれています。こちらの痛みは目の奥の激しい痛みが毎日同じ時間に1ヵ月以上続くという症状だそうです。
さて、種類の違うこのような痛みをヨガは少しでも和らげることが出来るのでしょうか。
ヨガの頭痛の効果について結論から言うと、頭痛の種類によって、効果が見られるものと、逆効果になってしまうものがあります。
ヨガには種類も多く激しい動きを伴うものから、あまり体を動かさず寝た姿勢のまま行なうものまでさまざまありますが、どれにも共通しているのが、体と心のバランスを整えながら健やかな心身を作っていくことで、呼吸、リズム、姿勢にポイントを置いた運動、動作であることです。
つまり、心身のバランスを考えた、呼吸を伴う有酸素運動でヨガを行なうと血流が良くなり、酸素や栄養分が体中に行き渡ります。頭痛の中でも緊張型の頭痛に悩まされている場合は、ヨガによって首や頭の緊張して固くなった筋肉をほぐすことで頭痛が改善することがあります。
そして、逆効果になってしまうのが、片頭痛の場合です。
片頭痛は血管の拡張により、炎症を起こしている状態ですので、頭や体を動かすことで頭に振動が伝わり、痛みが悪化することがあります。
片頭痛の場合は、入浴や運動など体温が上がったり、血管をひろげたりすることがNGで、痛むところを冷やして静かな環境で横になることが最善となります。つまり、ヨガなど運動全般は向いてないことになります。
ヨガで頭痛に効くポーズは?
さて、では緊張型の頭痛に効くヨガのポーズについて考えて見ましょうね。
ヨガには種類も多く激しい動きを伴うものから、あまり体を動かさず寝た姿勢のまま行なうものまでさまざまありますが、どれにも共通しているのが、体と心のバランスを整えながら健やかな心身を作っていくことで、呼吸、リズム、姿勢にポイントを置いた運動、動作であることです。
また、古来の宗教的な修行からの成り立ちで瞑想や、フレーズを声に出して行なう唱和が行なわれる種類のヨガもあります。
ヨガには色々なポーズがありますが、その中でも上半身の肩甲骨を回す動作のものはすべて肩周辺の筋肉のコリを解消する効果があります。ヨガのこのようなポーズは1回のヨガを行なう中で必ず出てきますので、ヨガを毎日行うことは筋肉の緊張の緩和に繋がり、頭痛に効果的と言えます。
主な肩甲骨を動かすポーズは
キャット&カウ
半月のポーズ
チャイルドポーズ
肩甲骨を中心の肩回しなど。
ヨガの持つ心身への影響は、
ダイエット効果
デトックス効果
自律神経を整える
リラックス効果
代謝アップ
筋力アップ
肉体強化
集中力アップ
柔軟性アップ
インナーマッスルが鍛えられる
自分と向き合える
ヒーリング効果
ストレス解消
美肌効果効果
むくみ改善
ヨガのポーズの注意点
いままでお伝えした肩や首の緊張を取るヨガのポーズはあくまでも緊張性の頭痛に効果のあるものです。
また、頭痛が強くある時にポーズをとることで痛みが悪化することもあります。
また、頭痛のない時でもポーズによって頭痛やめまいが引き起こされることがあります。
特に頭が下になるポーズには気をつけましょう。
後屈する場合は頭を後ろに、前屈の場合は逆に前に頭を落しすぎないこと。
逆転のポーズも頭痛改善になるとも言われてますが、血流を良くすると逆に症状を悪化させてしまう偏頭痛には控えましょう。
まとめ
頭痛などにも効果があるといわれているヨガですが、頭痛のタイプによっては逆効果になる場合がありますので、注意が必要です。ヨガで効果が期待出来るのは主に緊張型の頭痛で、血行不良を解消することで、痛みを和らげます。
片頭痛などは、血流を促進することで痛みを増幅させてしまうことがあるので、気をつけてください。
頭が下に来るポーズをとるときには、頭を落とし過ぎないように注意をして下さい。頭痛やめまいの現因になります。