書道セットは小学生で授業が始まる前に購入しなくてはなりません。
お子さんが学校から複数の業者のカタログをもらってきたりすると思いますが、どんなものが使いやすいでしょうか。
書道セットの入っている入れ物や持ち運びの便利さやおすすめ、用具や筆などの使い勝手などについてもご紹介しますね。
書道セットで小学生が使いやすいのはどれ?
書道セットで小学生が使いやすいものはどんなものでしょうか。まずは、書道の道具の入っている入れ物にどんなものがあるか、あげていきますね。
書道のセットは硯(すずり)や文鎮(ぶんちん)の入っているケースとそのケースと下敷き、筆、墨汁、半紙などを入れて持ち運ぶバッグがあります。
ケースはプラスティック製でふたが付いていて、使う時にふたをケースの下にセットするタイプとスライド式のタイプがあります。
持ち運びのバッグは、かばん式、トートバッグ式、ファスナーがフルオープンする式のものなどがあり、それぞれ一長一短あります。
かばん式はコンパクトですが、収納力があまりないので、お手本や半紙が沢山入りません。
トートバッグ式は書道道具以外のものも入れられますが、ふたがきちんと出来てない場合、中身が出てしまったり、雨のときの防水が気になります。
最近わりと流行っているフルオープン式は出し入れはしやすいですが、開けた時の場所を取ります。ただ、場所がないときはフルオープンせずに中身を出し入れし、お家に帰って中を整理したり、汚れや湿気を取ったりするにはよいかもしれません。
我が家の子どもたち(10年くらい前?)はかばん式で見た目はかわいいかったです。余計なものは入らないので、書き損じなど常に整理しておくことが必要でした。
小学生の書道セットのおすすめはどんなもの?
小学生で初めて書道を始める子どもたちと、それ以前から書道を習っている子どもたちとでは多少の温度差はあるかもしれません。
私の知り合いのお子さんの場合、習い事で使っていたものとは別に学校用にセットを購入し、筆だけを買い換えたという方もいます。
墨、墨汁について
小学校で始める書道の場合、多少先生によってのこだわりはありますが、授業時間も決まっていますので、書き始めるまでの準備、練習時間、片付けに制約があります。そ
のため、ほとんどの小学校では墨はすらず墨汁を使うため、墨汁に最低限の品質の気をつかうことが必要になります。ある程度の価格とメーカーのものを選ぶと良いでしょう。洗濯して落ちる墨汁は練習用には良いですが、滲みやすいのと、墨の色が青っぽいとのことで清書用には向かないようです。
すずりについて
このように墨をすらずに墨汁を使うことから昔のようにすずりや墨の良し悪しはあまり重要になりません。すずりは天然石のものではなく、セラミック製のものが軽くて一般的になっています。
そして、セラミック製ならではの加工しやすさからか、これらのすずりは両面使いになっているものが多いです。墨汁の入れられる深い方と墨をすって使う浅い方との2面ですが、墨をする一面のみのすずりの場合は、別に墨汁を入れる墨池を用意すると良いでしょう。
する墨をあまり使うことがなければ墨はセットに付いているものでよいでしょう。
文鎮について
他の道具としては文鎮を一本にするか、二本にするかがありますが、どちらでもよいと思います。二本に分かれているものは一本づつが軽いです。私は昔ながらの一本物を半紙の上に置くのに慣れていますが、一本づつ半紙の両側を押さえる方が使いやすいという方もいます。
下敷きについて
下敷きは色も色々あり、字を書く目安のマスが書いてあります。どの色でもそれ程大差はないと思いますが、黒と白などコントラストのあるものが見やすいかもしれません。後は汚れの目立ちやすさなどです。
小学生の書道セットで筆はどんなもの?
そして、墨汁と並んで大事なのは筆です。
書道セットの値段にも寄りますが、セットものの筆は毛が沢山抜けてしまったり、毛先が割れてしまったりとあまり品質がよいとは言えないものもあります。ですので、あまり支障が出てきてしまうようでしたら、買い替えも視野に入れるとよいかもしれません。
我が家の子どもたちの場合は、もともと習っていたわけではなかったので、最初はセットもので良いと思い、後々買い換えました。セットものの筆自体、手入れも関係しますが、あまり長持ちしなかったです。
筆の値段についてはピンきりで別に買い換えるなら1000円以上のものという意見もあります。我が家では高学年になったときにせめて2000円以上の筆がよいと聞き、買い替えこともありました。
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書道セットで小学生が使いやすいまとめ
小学校で書道の授業が始まる前に書道セットを買い揃える必要が出てきますね。もともと習っていたお子さんですとどんなものが使いやすいかということが分かっているかもしれませんが、初めて書道を始めるお子さんにとっては、どの程度のものを使ったらよいのかも判断が付きませんよね。
最近の小学校の書道の授業の傾向で言うと、墨はすらないことが多いので、墨汁と筆に適したものを選ぶことが大事になっていきます。後は、持ち運びや出し入れのしやすさが決め手になります。小学生ですと、肩にかけられる持ち手も良いですが、ショルダー用のベルトが付いているものがお勧めです。