寒い季節には土鍋を使ったサムゲタン風の雑炊はいかがですか?鶏の手羽先を使えば簡単に出来るんです。味付けが難しいと思うかもしれませんが、すべて揃えなくても大丈夫。要は寒い日に身体が温まる滋養のあるスープですので、家にあるもので作りましょう。
最近はお正月が終わった七草粥のときに鶏の骨付きを入れてサムゲタン風にするご家庭もあるようですね。お肉が入ると子どもたちも喜びます。
サムゲタン風の雑炊で寒さを乗り切ろう!
もともとサムゲタン(参鶏湯)とは、韓国料理で鶏肉と高麗人参と鹿茸(ロクジョウ 鹿の角)ファンギ(植物)などの漢方の薬草ともち米、松の実、にんにくなどを入れて煮込んだ薬膳料理です。
作り方は内臓を取った鶏の腹に高麗人参やもち米、栗、松の実、ナツメ、にんにくを詰めて、水から2~3時間煮込みます。一人トウッペギという一人用の土鍋にスープごと出します。もち米を使わなくても残りご飯を入れて雑炊にしてもよいですし、お米から炊いてお粥にしても美味しいですよ。
サムゲタンの鶏は手羽先を使うと簡単に出来る!
鶏を丸ごと使うというのは、あまり現実的ではないという方には手羽先などで作るととても簡単に作れます。鶏を丸ごと使用すると時間もかかりますが、手羽先ですと1時間以内で出来てしまいます。鶏肉の使う部位はどこでも Okですが、骨付きですといいだしが取れますし、手羽もとですと肉が多く、手羽先はコラーゲンたっぷりです。
鶏が丸ごと入っている小さな鍋のサムゲタン(参鶏湯)を初めて韓国で食べた時はインパクトが強かったですね。量もありますし、見た目でちょっとだめという人もいると思います。ですので、骨付きの手羽先や手羽もとを使えば食べやすいし、簡単に出来ますので、よかったら試して見て下さい。
サムゲタンの味付けは家にあるもので!
本場のサムゲタンは漢方を使っているため、独特の香りと味で好みが分かれるところですよね。普段家で作るのでしたら、サムゲタン風のお粥は簡単で美味しいですし、温まります。味付けはぜひ、家にあるものを使ってみましょう。ベースには鶏がらスープの素やウェイーパーを使い、しょうがやにんにく、長ネギなどを入れるとこれだけで薬膳スープになります。
小さく切ったお餅を入れるとモチモチしたお粥が出来ます。お粥はお米を洗って入れるだけなので本当に簡単です。
我が家は2合のお米でたっぷり作るため、ル・クルーゼのオバール型のお鍋を使っています。火の回りがよくて焦げ付きません。
まとめ
寒い季節、風引き予防に土鍋で出来るサムゲタン風雑炊やお粥を作ってもませんか?本場のサムゲタンは鶏を丸ごと使ったり、手に入りにくい独特の薬草を入れたりしますが、骨付きの手羽もとや手羽先を使えば、簡単に作れます。スープには中華系のスープの素を使い、ショウガと長ネギを入れれば立派な薬膳スープです。寒い日には温まるサムゲタンはいかがですか。